通常弾薬の枯渇に喘ぐ米軍が使うしかない「あの兵器」
そして、イランとオマーンがホルムズ海峡再開に向け合意し、イランの外務省がホルムズ協定に関する詳細を明らかにした。
- イランは北と南の海路を閉鎖する
- その地域に2~4か月間の仮設航路が設けられ、ほとんどの海上交通はイランの領海を通る
- この期間中に、ホルムズ協定の第2段階に関する交渉が行われなければならず、海上通行料に関する議論を含む
- ホルムズ海峡の完全な再開は、米国が海上封鎖とエネルギー制裁を解除し、イランの凍結資産を解除すること
そして、イランはホルムズ海峡を通るすべての商用船舶に対して7%の手数料を取るという。
その上、イランの国会議員らが、特定の船舶に対する規制や違反者への罰則を盛り込んだ、ホルムズ海峡の通航を規制する法案を起草したという。敵対国の船はホルムズ海峡の通行を禁じるということのようである。
これに対して、米国の要求は
- 米国はホルムズ海峡での通行料を拒否
- イランの代理勢力が国際航路を攻撃しないとの保証を要求
- さらなる譲歩の前に、ホルムズ海峡の開放とその他の好意的な措置
しかし、イランの通行料徴取に対して、米当局者は、「航行妨げない合意なら海上封鎖を解除する」という。
理由としては、米国の石油備蓄が少なくなり、日本への原油輸出も20%削減して、米国内の需要に備える必要があるからで、このままホルムズ海峡の封鎖が続くと、世界経済に大きなダメージになるからである。
その上にさらに、イランは米国に対する要求として
- 米国の脅威と侮辱の終焉
- 米国によるイランおよびその同盟国(レバノン、パレスチナ、イエメン、イラク)に対する戦争の恒久的な終結
- 海上封鎖の解除と米軍の撤退
- 戦争被害に対する3,000億ドルの賠償金
- すべての制裁の解除
- 凍結資産の無条件解放
- イランによる貨物に対する最大7%の徴収権
- 米国およびイスラエル船の禁止
- 条件違反時の船舶に対する20%の違反税
この降伏的要求を実現しないと、ホルムズ海峡を解放しないという。ということで、トランプ氏はイランに負けたことを認めて、イランの要求を飲むかどうかである。
今後のシナリオとしては、1つに、このままイランに負けることで、イランは核開発も認めさせようとする。これにトランプ氏は承認するかどうか。
2つに、戦術核兵器での脅しと使用である。通常弾薬が枯渇しているので、攻撃するなら戦術核兵器しかない。
3つに、中国の崩壊により、軍事物資がなくなり、イランも苦境になり、米国との交渉を再開する。
そして、イスラエルは、イランに対する一方的な攻撃の準備を進めている。米国がもはや自国にとって有利な条件で戦争を終結させる意思がないと判断したためだ。これは危ない。
中東関係では、トルコ、パキスタン、サウジアラビアが共同防衛協定を結び、サウジは、イスラエルとの友好関係を定めたアブラハム合意を拒否するようである。
サウジなどはイランとイスラエルの2つの強国に対して、共同で対応するようである。
8月9日朝9時現在の状況であり、非常に早く事態が動くので、X等で事態の推移を追いかけてください。
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