ベッセントが利用した「トランプ個人の思い込み」
現在のアメリカの経済は、非常に入り組んだ状況です。ガラスのように脆く、どこかを押せば崩れるというイメージとは少し違います。ですが、複雑にもつれた糸が入り組んでおり、どこを引っ張れば全体が動くのか、大変に分かりにくい状況だということは間違いありません。そんな中で、ベッセントは「日本は追い詰められたら米国債を叩き売る」という噂をピックアップして、上記の中の(9)の問題をまず打ち立てたのだと思います。
そのうえで、円安は良くないというトランプ氏個人の思い込み(11)を利用して、大統領を説得して、(7)を実現するために果敢に動いたのでしょう。実は言うほどのリスクは取っていないのですが、それはともかく、どうしてアメリカが今回の介入に乗ってきたのかということへの、一つの回答としては以上のようなストーリーを描いて事態を見ていきたいと思います。
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