“福岡県議会のドン”が議員辞職の衝撃。麻生太郎との長きにわたる「仁義なき戦い」の影で福岡市長「不出馬」宣言の“やせ我慢”

 

あり得なくはない高島氏「2年後の参院選」への立候補

24日の記者会見で「麻生さんには事前に伝えたのか」と問われた高島氏はこう語っている。

相談したかという個別の話になるとですね、俺は相談されてないという人が現れたりとか、自分には話をしてくれなかったということで悲しむ方が現れたりとかですね。あの人には言ったのに自分には言わないんだということになるので、あまり個別の名前はここでは控えたいと思います。

むろん、後ろ盾である麻生氏に相談していないとは考えにくい。麻生氏の意向を無視して高島氏が進路を決めるのは今の政治状況からみて、難しいだろう。

麻生氏は長男か長女を後継者にして福岡政界での麻生家支配を続ける未来図を描いているはずだ。そんな麻生氏と話をして、高島氏が選択する可能性があるのは、先述したように福岡県知事へのチャレンジだが、もう一つ、2年後の参院選への立候補もあり得なくはない。

28年に改選期を迎える福岡の自民党参院議員といえば大家敏志氏だが、麻生氏とは過去の衆院選公認などをめぐる確執があるため、麻生氏が大家氏に代えて全国的な知名度を誇る高島氏を送り込むのではないかという観測を呼んでいる。高島氏にとっても、51歳という年齢や元アナウンサーの圧倒的な発信力を考えれば、国政へステップアップする絶好のタイミングといえる。

だが、福岡市のような大都市の自治体経営を担ってきた高島氏にとって、参院議員の立場がどれほど魅力的に映るかを想像すると、大いに疑問は残る。国政に転出するとしたら、少なくとも権力へのセンターポジションが視野に入らなければ、メリットを感じないだろう。だが、いかに現政権の実質的な支配者とはいえ、高齢で引退説もささやかれる麻生氏に、高島氏の未来を保証することなど、できないはずだ。

自分のもてるエネルギーをどこに注ぐべきか。福岡市長のイスをあえて手放した高島氏の選択肢は、一介の国会議員という歯車ではなく、ふたたび福岡の地で「トップランナー」として権限を振るう舞台、すなわち県政の刷新以外にありえないのかもしれない。

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image by: 高島宗一郎 - Home | Facebook

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