■新しい安全保障の形を評価する上で土台になる3つの姿勢
だから、私は核使用の可能性をゼロとは見ません。ブルームバーグが伝えたような「見切り」の兆候は、注意深く見ておく必要があります。誤算や体制崩壊への恐怖、指揮統制の混乱など、核使用へ至る経路は現実に存在します。しかし核は、ロシアにとって使えば勝てる兵器ではなく、使えば戦争の意味そのものを変えてしまう兵器なのです。
むしろ危険なのは、プーチン氏が核という言葉を口にしたのだからもう支援は止めよう、という条件反射を、西側が自ら身につけてしまうことです。それを一度でも成功させてしまえば、核兵器を持つ侵略国家は「通常戦争を始め、劣勢になったら核で脅せばよいのだ」と学習します。
能力は過小評価しない。使用の代償も過小評価しない。そして恫喝には屈しない。
この3つの姿勢が、核レンタルという新しい安全保障の形を評価するうえでも土台になると、私は考えています――(メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦が読み解く国際情勢の裏側戦略インテリジェンス・レポート』2026年9月4日号より一部抜粋。全文をお読みになりたい方は初月無料のお試し購読をご登録ください)
【島田久仁彦さんイベント告知】
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