【脱・悲愴感】リストラされて幸運になる人、不運になる人

Businessman jumping over rocks
 

 悲愴感より、未来

リストラに遭って会社をクビになった時に、幸運が訪れるのは、悲愴感が漂っていない人です。

会社をクビになったということで、「会社を離れた自分」をすぐに自覚して、「さあ、これからどうするか」と考えられる人。

そういう人は、そもそも会社にいる時から、社外でも通用する能力や技術を身につけているので、すぐに他社からお声がかかるのです。

むしろ、その他社のほうが明るく「クビになったんだって?よかったじゃん。
うちでもっと活躍できるじゃん」などと誘ってくれるんですね。

しかし、いつまでも悲壮感が漂っている人は、いつまでも「会社の中の自分」から離れられず、「会社を離れた自分」が分からないのです。

だから、会社をクビになったというのに、いつもと同じように出勤ルートを行って、悔しそうに会社を見つめる、みたいな未練たらしいことをやってしまいます。

そんな人に、いい話が来るはずがありません。

「こんなに会社のために尽くしてきたのに……」と思っているのであれば、その会社のために尽くしたことを武器に他社にチャレンジしてみればいいのです。
それでダメであれば、「その会社のために尽くすこと」は社会的に大した価値ではなかったということが分かります。
分かったら、すぐに新しいことにチャレンジして、次の価値あることを目指せばいいのです。

何かを勉強しなおすのもいいですし、どこかで下っ端からやり直すのもいいでしょう。
そうやって次の新しいことを一から始めることを面倒がるから、次の出会いがないのです。

また新しい自分がスタートすると考えて、新たな気持ちでチャレンジしていくべきで、そういう切り替えができる人から、次の機会という幸運が舞い降ります。

自分の家族や友人など、身近な人が悲愴感に陥っている場合は、一緒に悲愴感に浸ってあげるのではなく、「よかったじゃん。次のことができるじゃん」と、明るい未来を教えてあげるべきです。
特に家族の方は、リストラにあった本人はもしかしたら「家族に申し訳ないな……」と思って悲愴感を抱えているのかもしれません。
そんな時に、「なぜもっと頑張らなかったの」とか、そういう過去の話をするのは追い打ちになります。
そこで「私たちは大丈夫。これからこれから」と家族が希望を与えてあげることで、本人も過去から未来の自分に向き始めるのです。

過去は変えられないのですから、未来を向くしかありません。

要は未来を向くタイミングがいつなのか、ということですから、「それはもう、早い方がいいんじゃないの?」というお話です。

過去のことで落ち込むのは、時間がもったいないですから、早めに切り上げて未来を向きましょう。

information:
『ビジネス発想源』
連載3,000回を突破した、次世代を切り拓くビジネスパーソン向けの情報メディア。ご商売に活かせる発想源を毎日お届け。
≪最新記事を読む≫

KIRIN「まぐまぐニュース!」の最新更新情報を毎日お届け!
まぐまぐ!の2万誌のメルマガ記事から厳選した情報を毎日お届け!!マスメディアには載らない裏情報から、とってもニッチな専門情報まで、まぐまぐ!でしか読めない最新情報が無料で手に入ります!規約に同意してご登録ください!

print
いま読まれてます

  • 【脱・悲愴感】リストラされて幸運になる人、不運になる人
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け