【進化するMEGA地震予測】“三次元解析の見える化”で、地表の変動が手に取るようにわかる!?

長野県梓川に立つ電子基準点/©JESEA長野県梓川に立つ電子基準点/©JESEA
 

地球中心座標系の3軸に注目する「三次元解析」

今年2月上旬の徳島南部での地震、そして同月中旬に起こった東北地方での地震もズバリ的中。創刊以降に発生した震度5以上の地震をことごとく事前に予測し、「Mr.サンデー」(フジテレビ系列)といったテレビの報道番組をはじめ、雑誌や新聞でも多く取り上げられるなど、大いに話題となっている『週刊MEGA地震予測』

メルマガを発行するJESEA(地震科学探査機構)は、さらなる予想精度の向上を目指し、昨年12月、新たなる予測方法を満を持して導入した。その名も「三次元解析」だ。

JESEAはこれまで、国土地理院が定期的に提供している、全国約1300か所に設置される電子基準点からのデータから、各地点の高さ(H・正確には楕円体高)のデータを収集。その異常な変動や、蓄積された隆起・沈降で、地震発生の恐れがある地域を予測していた。

それに対し新導入の「三次元解析」による予測では、電子基準点から得られる、地球中心座標系のX軸・Y軸・Z軸の変動値を活用する。このX軸・Y軸・Z軸とは、地球のなかで最も動かない地点である地球の重心を原点とした3本の座標軸のこと。X軸は「英国グリニッジ天文台を通る子午線と赤道の交点方向」、Y軸は「東経90度と赤道の交点方向」、Z軸は「自転軸方向」を表している。

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実は様々な方向へと蠢いていた地球の表面

JESEAでは、この地球中心座標系のX軸・Y軸・Z軸の変動値を、段彩図(色別の等高図)に変換してビジュアル化。この“三次元解析の見える化”によって、地表の動きが激しいエリアを視覚的に把握することに成功している。

以下に挙げる3つの段彩図は、X軸・Y軸・Z軸それぞれの変動値を“見える化”したものだ。これらの見方だが、黄緑・黄色・赤・茶色に色付けされた地点は数値が増加、逆に青色系統は数値が減少している。また色が濃いほど、増加・減少の値が激しいことを示す。

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※X軸の増加は北西方向に動く成分、減少は南東方向に動く成分が大きいことを示す

 

※Y軸の増加は南西方向に動く成分、減少は北東方向に動く成分が大きいことを示す

※Y軸の増加は南西方向に動く成分、減少は北東方向に動く成分が大きいことを示す

 

※Z軸の増加は北方向に動く成分、減少は南方向に動く成分が大きいことを示す

※Z軸の増加は北方向に動く成分、減少は南方向に動く成分が大きいことを示す

こう見ると地球の表面は、単に隆起・沈降しているだけでなく、様々な方向へと、まるでうねるように動いているということが、感覚的にわかるだろう。

「三次元解析」では、これら各軸の変動値に注目して予測を行うのはもちろん、3つの軸の動きを総合的に捉え、地表がより複雑に動いている地点を探ることで、地震発生の危険性がより高いエリアを炙り出すこともできるという。

JESEAでは、これまでの地表の隆起・沈降(H)の変動図にくわえ、今後はこれらの「三次元解析段彩図」もメルマガで公開していくとのこと。“三次元解析の見える化”によって、これまで以上に多角的な予測が可能となった『週刊MEGA地震予測』に、今後さらなる期待が集まりそうだ。

 

0001592103c『週刊MEGA地震予測』
著者:JESEA(地震科学探査機構)
測量学の世界的権威である東京大学名誉教授・村井俊治氏による、測量工学的アプローチに基づいた地震予測を毎週配信。2014年に発生した震度5以上の地震を全て予測するなど、高い予測的中実績を誇り、テレビ・新聞・雑誌等での紹介も多数。
≪初月無料/購読はこちらから≫

 

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