今年は「ペルセウス座流星群」が好条件! この夏絶対見たい4つの流星群

2015.07.23
by よっすぃ~♪(まぐまぐ編集部)
shutterstock_223260973
 

国際宇宙ステーション(ISS)に無事到着した油井亀美也さんが、航空自衛隊のエースパイロットの座を捨てて、子どもからの夢だった宇宙飛行士になったように、星空には人の心を惹きつける大きな魅力がありますよね。

さて、そんな星空の観測にもってこいな季節と言えば、空気が澄んだ“冬”を思い浮かべる方が多いかもしれません。でも、これからの夏の時季、特に7月下旬から8月にかけては「みずがめ座δ流星群」「やぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「はくちょう座流星群」といった様々な流星群が、次々と見ごろを迎えるという、実は天体観測には絶好のシーズンなんです。

7月下旬、「みずがめ座δ流星群」「やぎ座流星群」

7月最終週に見頃となるのは、「みずがめ座δ流星群」「やぎ座流星群」の2つ。前者は27日ごろ、後者は30日に、それぞれ極大(流星群が活動する期間中で最も多く流星が現れること)を迎えます。

ただ、ほぼ同じ時期に2つの流星群の極大日を迎えるため、どちらが「みずがめ座δ流星群」で、どちらが「やぎ座流星群」かという見分けは難しいとのこと。さらに今年は31日に満月を迎えるため、その前後は見づらくなってしまうのだとか。

このように今年は条件が悪そうな、これらの2つの流星群ですが、それでも見たいという方は、7月最終週頭の観測がオススメでしょう。

8月13日、夏の一大風物詩「ペルセウス座流星群」

1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並んで、3大流星群のひとつに数えられている「ペルセウス座流星群」

今年の「ペルセウス座流星群」の極大日は8月13日ということで、12日未明~14日未明にかけてが見ごろ。さらに今年は14日が新月なので、月明かりの影響が少なく、そのため好条件で観測できるようです。

なんでも、街明りのない暗い場所で観察すると、1時間あたり30個以上の流星を見ることができるのだとか。ちょうどお盆休みのシーズンですし、未明までじっくり腰を据えて天体ウォッチ、というのもイイかもしれませんね。

8月18日、夏の流星観測ラストチャンス「はくちょう座流星群」

豪華絢爛な「ペルセウス座流星群」の見ごろを過ぎた頃に現れるのが、この「はくちょう座流星群」。今年は8月18日ごろが極大で、月明かりの影響も大きくないということで、観測条件としては悪くないようです。

ただし、直前の「ペルセウス座流星群」と比べると、見られる流星の数は、それほど多くないようで。運が良くて、1時間に数個ほどとのことです。

ちなみに、「はくちょう座流星群」以後の主なところでは、10月に「オリオン座流星群」。そして12月には、年間最大規模の「ふたご座流星群」が控えています。年に何回もない、華麗な天体ショー……見逃さないためにも、日ごろから星空ウォッチングの情報にアンテナを張り巡らしてみてはいかがでしょうか。

まぐまぐオススメ天文メルマガ

『週刊 天文・宇宙開発ニュース 』
天文と宇宙開発のニュースを1週間分まとめてお届け。

『星と宇宙と天文と…』
月、星座、宇宙、天文クイズなどを原則毎朝5時配信!

『星空ウォッチング』
星空のウォッチングポイント、新天体情報などを随時配信。

『宙ガールがお届けする星空情報★メールdeよるそらナビ』
“文系宙ガール”がお届けする最新星空情報!

『AstroFifth News Weekly』
大学や研究機関のプレスリリースなどを日本語で紹介。

 

文/まぐまぐ編集部

image by: Shutterstock

print
いま読まれてます

  • 今年は「ペルセウス座流星群」が好条件! この夏絶対見たい4つの流星群
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け