「努力すれば報われる」という言葉を好む人は、スピード感や行動力のない人に多い…と断言するのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さん。そういった人ほど、「努力」のありかたを履き違えているそうなのですが、では、「成果のあがる努力の仕方」とはどのようなものなのでしょうか？
コツコツやるという意味
今回は、「努力すれば報われる」という言葉から、努力の在り方についてお届けします。
これまでの経験上、スピード感の無い人やまるで行動力の無い人ほど「努力すれば報われる」という言葉を好みます。
努力すれば報われる。
というのは、質とそれに比例する量が伴わなければ、成果を得られることはありません。いってみれば、ダラダラと取り組んでいることを「努力」としている限り、意味がなく無駄であるということです。
たとえば、仕事をしていて「こんなに毎日一生懸命やっているのに上司は、ちっともわかってくれない」というような不満があったとします。ですが、そんなことをいわれたところで、一生懸命やっている程度が自己基準であるため、上司には、判断のしようがありません。重要なのは、何のためにその仕事をやっていて、目的を達成するためにどう考え、どんな判断をして、どう動いているのか？ ということです。
この目的を達成するためには、今のやり方よりもこっちのやり方のほうが、良いのでは？ 1人でやるよりも、チームを組んでやるほうがいいのでは？ このままやり続けていてもマンネリしそうだから、もうちょっとやり方に工夫してみてはどうだろう？ などと、色々と発想し考えながら仕事をしていく。そうやって仕事の質があがっていくのです。質が上がっていけば、成果は自ずと出てくるのです。
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