国民年金の免除期間や未納が多かった人は、当然ながら受け取れる年金額は低くなります。「それでは不安」という方のために、今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、老後の年金を少しでも増やす方法を紹介してくださっています。
免除期間が多かったから年金が低くなる。これから保険料を納めていけばどのくらい増やせるか?
障害年金を受給されてる方は全国に約200万人くらいいらっしゃいますが、2級以上で現在は就労をしていないとか、もしくは就労はしてるけど厚生年金には加入してない、配偶者の扶養(国民年金第三号被保険者)にも入っていないという方は国民年金保険料を全額免除にしてるのではないかと思います。
ただ、障害年金2級以上の障害年金を受給してる人は普通の全額免除と違って、法律上当然に国民年金保険料を免除にする「法定免除」といいます。なお、平成26年4月の改正からこの法定免除ではなく、本人が申し出れば国民年金保険料を納める事が可能になりました。それまでは、免除にした期間は「追納」といって、後で本人の申請で別の納付書で国民年金保険料を納めてもらうしかなかった。
障害年金は終身年金ではなく、傷病の状態が続いてる間は年金が支給されるという年金。もちろん障害状態が治らない人は一生の間障害年金が支給される人もいます(こういう場合には終身になる)。
で、障害状態が軽くなると障害等級によっては障害年金がストップする事になるんですが、今まで国民年金保険料が法定免除により全額免除だった場合は老後の年金が著しく低下する恐れがあるんですね。
まあ…障害年金受給者だった方だけではなく、今まで国民年金保険料を免除だったとか未納が多かった人が老後の年金を少しでも増やしたいという場合はどうすべきか? 普通に納めた場合はどのくらい増えるのか? を見ていきたいと思います。