大相撲の十両・貴源治(たかげんじ、22)が、インフルエンザに感染しているにも関わらず、冬巡業の取組で相撲を取るよう、日本相撲協会関係者から指示されていたとスポニチなどが報じている。11日に佐賀市で行なわれた巡業先の病院でインフルエンザA型と診断されていたという。インフルエンザは最悪の場合死に至ることもある恐ろしい病気、軽率な日本相撲協会の指示について、日本のネット上では批判の声が多く投稿されている。
【インフル力士に取組を指示か】https://t.co/ZMc8mnvl3a
大相撲の十両・貴源治が、インフルエンザに感染しているにもかかわらず冬巡業の取組で相撲を取っていたことが分かった。日本相撲協会関係者に取組を行うよう指示されたという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 22, 2019
危機管理意識の欠如と解決されないパワハラ
複数の関係者によると、貴源治は巡業の午前中に体調不良を訴えて会場から病院へ向かったとのこと。インフルエンザA型と診断を受け、少なくとも5日間または熱が下がってから2日間は自宅安静を要するとされていた。日本相撲協会の関係者に診断結果を報告したが、相撲を取るよう指示された。力士内にはインフルエンザがまん延中で、関取衆8人以上、また巡業副部長の花籠親方も途中離脱。冬巡業では、約30人の力士らが体調不良などを理由に休場していた。
支度部屋には力士が大勢おり、会場には多くのファンが来場する。この状況でインフルエンザに感染している力士が土俵に上がったり、ファンサービスを行なえば、さらなる感染拡大も容易に予想できたという。
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