横浜市が保育士の感染を隠蔽。保護者に知らせず続行に批判が殺到

2020.04.15
by MAG2NEWS編集部 NK
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横浜市内の認可保育園に務める保育士が8日、新型コロナウイルスに感染した。判明した際、横浜市の担当者が保護者にはすぐ知らせないよう指示し、さらに保育を続けるよう伝えていたことがわかったと、朝日新聞日本経済新聞読売新聞などが報じている。


保育園側は「休みたい」

保育士の感染が発覚し、保育園側は「休みたい」と主張した。しかし、横浜市は保育士の行動調査などが終わるまでは保護者には知らせないよう求め、9日に通常通り保育を続けるよう指示した。
保育園側は9日朝に、保育士の感染を保護者に知らせ、この日は子どもを預からなかった。横浜市は、感染した保育士が4日の発熱後は欠勤していたことから「すぐ休まなくても感染リスクが高まるわけではない」と判断し、「保健所の調査を待ち、休園の必要性などを正確に伝えるためだった」と主張している。

新型コロナウイルスに感染した保育士が勤めている保育園では、職員37人全員と園児13人が濃厚接触者と判明し、現在は休園しているという。

市の対応は「隠蔽とも取れる」

一般社団法人「横浜市私立保育園園長会」は、読売新聞の取材で市の対応について「隠蔽とも取れる」と批判。今後は公表を妨げないよう求めた。しかし横浜市は「差別を受ける可能性がある」として、保育園での感染判明の公表はしない姿勢を貫いている。

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source:朝日新聞日本経済新聞読売新聞

image by:横浜市公式YouTube

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