心がちょっと疲れているなと感じたらすぐに読みたい「老子」の言葉

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中国の哲学者である老子。数々の名言を残している彼ですが、実はつかれている時に彼の言葉を聞くと自然と心が楽になるのだとか。今回、無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』著者・土井英司さんが紹介するのは、精神科医がおすすめする老子の言葉をまとめた一冊です。

【精神科医が教える老子の思想】⇒『人生に、上下も勝ち負けもありません。』

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人生に、上下も勝ち負けもありません。

野村総一郎・著 日本経済新聞出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、これまでに約10万人を診た精神科医が、心が軽くなる「老子の言葉」を紹介した一冊。

元々、2019年に文響社から発売されていたほぼ同名の著書を、文庫化にあたって加筆・再構成・改題したものです。(タイトルは、最後に「。」がついているかどうかだけが違う)

ちょうど今日Xで、ルパン三世の次元がピンチになった時、「面白くなってきやがった」と言うという話が出ていましたが、人間、言葉一つで気持ちがラクになったり、切り替わったりします。

本書にも、そんな気持ちや視点を切り替えるための言葉が紹介されており、確かに読むと心がラクになります。

冒頭に書いてある、「ジャッジフリー」(判断をくださない)の考え方や、ユーモラスな比喩で語られる「○○の思考」(パンタロンの思考、昆布の思考、マカロニの思考など)は、真面目な人にほど刺さると思います。(個人的には「マカロニの思考」が大好きです)

確かに、人と比べたり、ちゃんとしているかどうか気にしたり、流行に乗っているかどうかを意識するのって、人間くらいなのかもしれないですよね。

人間は、社会的な生き物ゆえに成功しましたが、その弊害として、対人関係でストレスを抱えるようになったのもまた事実だと思います。

さらりと老子の思想を押さえつつ、精神科医としての経験を活かし、人生や対人関係のアドバイスをする。

なるほど、本書がロングセラーになっている理由がよくわかった気がします。

今、世界は戦争状態にありますが、硬直化した見方は、争いやストレスを生む。

リーダーになる人ほど、こういう本を読んでおくといいのかもしれませんね。

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