「長時間同じ場所にいると、どうしても集中が切れてしまう」そんな悩みを持つ人、実は少なくありません。今回のメルマガ『探偵の視点』では現役探偵の後藤啓佑さんも、集中力が途切れやすいタイプなのだそう。そんな後藤さんがどこでも集中できる人間になるための「移動型ワークスタイル」のリアルな実践と、集中力を保ち続けるための具体的な工夫をご紹介しています。
移動と集中力、作業効率の向上について
僕は周囲の人たちの中でもかなり移動が好きなタイプだと思います。
働く場所も名古屋、東京、横浜、大阪、京都だけでなく、海外に行くこともあったり、いろんな場所で仕事をするスタイルを目指しています。
県や国をまたいで移動するのはもちろん好きですが、日々の生活や仕事の中でもかなり移動しています。
その理由の根本には、自分の集中力の低さがあります。
基本的には、同じ場所に2時間以上いるのが耐えられません。だいたい2時間経つと、自然と「もうここじゃ集中できないな」と感じ、次の場所へ移動したくなります。
例えば自宅で2時間仕事をして、5分休憩を挟んでも、もう一度同じ環境で2時間続けて集中することはできません。
最初の2時間は集中できても、‘’その環境に慣れてしまい‘’、休憩を入れてもダラダラと時間だけが過ぎていくことが多いのです。
なので昔から、集中できなくなったと感じたら、カフェに移動したり、事務所に行ったり、アポイント先や車に移ったりします。
1日中ずっと同じ場所で仕事をするということは、今まで一度もしたことがないかもしれません。
仕事をしたい、集中したいというモチベーションは枯れないので、場所に慣れたらカフェや事務所に行ったり、アポイント先のカフェに早めに着いて、そこで1時間半ほど集中し、その後アポイントを受けるというサイクルを作っています。
「環境に慣れたら移動する」
これを繰り返すと、集中力が持続するという結論です。
そしてさらに、その中で工夫しているのは、‘’パソコンでやる作業‘’と‘’スマホでやる作業‘’をあらかじめ分けておくことです。
例えば、カフェやオフィスのようにしっかりした机がある場所なら、じっくりパソコン作業ができます。
でも僕みたいに移動が多い人間にとって、仕事場はそういう場所だけじゃありません。
例えば新幹線の待合室で30分、スマホで仕事をすることもスケジュールに組み込んでいます。
「これはパソコンが必要な作業」
「これはスマホで十分な作業」
というふうに事前に分けておくんです。
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