シャイで口下手な人間でも、トップセールスになれる――そんな夢のような話が、実は現実に起きていたとしたら? 営業とは「演技」であり、お客様の前だけ売れる営業マンを演じ切ればいい。そのシンプルな発想が、1人の若者の人生を変えました。今回のメルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』では、著者の島田安浩さんが、口下手でもトップセールスになれる「俳優式」営業思考法を語ります。
売る考え方【トップセールスを演じる俳優】になる!
1)営業は演技である
話す仕事は難しい―― 前回、そのお話をしました。
では、営業という仕事で、 どうすれば実績を出せるようになるのでしょうか。
実は、とてもシンプルな考え方があります。
それが、
【営業は演技である】
という考え方です。
「どういうこと?」と思われるかもしれません。
これは、私が現場で営業を続ける中で、 自然とたどり着いた結論です。
飛び込み営業を繰り返していたある日、 ふと、こんなことが頭に浮かびました。
「お客さんは、俺のことを知らない」
「接しているのは、ほんの短い時間だけ」
「その時間だけトップセールスを演じればいいのではないか?」
そう気づいたのです。
実際、お客様と接する時間は、 長くても1時間程度。
その短時間で、 営業マンの本当の性格や人柄まで 分かるはずがありません。
つまり――その短い時間だけ、トップセールスを”演じる” それが営業なのです。
言い換えれば、
「俳優になればいい」
お客様の前で、 トップセールスを演じる俳優になる。
そう考えたのです。
今から40年前、 営業を始めたばかりの頃の話です。
決して「自分は天才だ」と思ったわけではありません(笑)
ただ、この考え方に救われたのは事実です。
当時の私は、 武蔵野美術大学出身で、 1人で絵を描くのが好きな、 シャイで口下手な人間でした。
正直、「売れる営業マンになれるイメージ」は まったく持てなかった。
でも、「お客様の前だけ、売れる営業マンを演じる」それなら、できそうだと思えたのです。
もしこの発想がなければ、 私はすぐに営業を辞めていたでしょう。
イメージが先、結果は後
ここで少し、私の考え方をお伝えします。
私はこれまで、「イメージできたことは、達成できる」そう考えて生きてきました。
剣道で全国大会に出場できたのも、 武蔵野美術大学に合格できたのも、 すべて同じです。
スケートも、駒回しも、ヨーヨーも、 「できるイメージ」が浮かび、 あとはコツコツ繰り返す。
同じ行動を繰り返し、 体に覚え込ませることで、 自然とできるようになる。
つまり、イメージ → 継続 → 定着 → 結果
この流れです。
だからこそ営業でも、「お客様の前だけトップセールスを演じる」このイメージが持てた。
あとは、ひたすら続けただけです。
そして、8ヶ月後―― 結果として花開きました。
特別なことをしたわけではありません。
ただ、続けただけです。
では次に、「どうやって開花したのか?」
その具体的な方法について、 お話ししていきましょう。
2)一字一句にこだわれ!
私は、昔から 「他人と比較しない」性格です。
「他人は他人、俺は俺」
人はみんな違う。 だから、比べても意味がない。
世の中には、頭のいい人 ・背の高い人 ・見た目の良い人 ・話がうまい人
魅力的な人は、いくらでもいます。
正直、憧れます。
でも――私は、私でしかない。 彼らには、なれません。
だから、比較しても無意味なのです。
自分を変えられるのは、 自分だけ。
だから私は、「客先だけトップセールスを演じる」これに集中しました。
別に、性格を変える必要はありません。
普段はシャイでもいい。 話が苦手でもいい。
大事なのは、お客様の前だけ、演じ切ること。
俳優のように、 役として営業マンを演じる。
そう考えました。
この考え方は、非常に楽です。
なぜなら、自分を変える必要がないから。
性格を変える。 考え方を変える。 外交的になる。
どれも、時間がかかるし、正直しんどい。
でも――
演じるだけなら、今すぐできる。
そこで私は、 とにかく「演じ切る」ために、渡されたトークを、毎晩、 大きな声で繰り返し練習しました。
入社当初、私は違和感を覚えました。
それは「言葉」です。
この会社の人たちは、 普通とは違う話し方をしている。
渡されたトークも、 明らかに”普通の文章”ではない。
どちらかというと、漫画のセリフのような口語表現。
独特なリズム、独特な語尾。
だからこそ私は、一字一句、そのまま使うことにこだわりました。
自己流の解釈は一切しない。
なぜなら、私はシロートだからです。
プロが作ったトークを、 シロートが勝手に変える――
そんなことが、うまくいくはずがない。
俳優も同じです。
渡されたセリフを、 自分の言いやすい言葉に変えることはしない。
だから私も、一字一句を守る。
それを徹底しました。
前回もお話ししましたが、「話を聞いたら最後、契約してしまう」それが、本物の営業トークです。
学ぶなら、一流から徹底的に
実は当時の会社には、そんな”化け物レベル”の営業マンが、 ゴロゴロいました。
日本一の実績を叩き出す、 本物の営業集団です。
私は本当に運が良かった。
その環境に身を置き、 トップセールスのトークを 直接学ぶことができた。
さらに、日本最短での株式上場という 貴重な経験までできたのです。
やはり、学ぶなら、一流から。
厳しくても、一番から学ぶ。
それが最短の成長ルートです。
ただし現実は甘くありません。
同期100人のうち、 ほとんどが辞めていきました。
それでも私は続けた。
なぜか?
理由はシンプルです。
「一字一句」にこだわったから。
この差が、 結果の差になったのです。
続きは来週をお楽しみください!
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