低金利のファクタリングは?違法金利・手数料の相場・年利換算について解説

2024.08.27
by MAG2NEWS編集部I
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ファクタリングは、売掛債権を買取してもらい早期に資金調達できる方法です。

ビジネスローンよりも利用のハードルが低いため、検討している方も多いでしょう。

しかし、資金調達と聞くと「金利はかかるの?」「手数料の相場はいくら?」「年利換算したら低金利なの?」とコスト面で気になる点が出てきます。

そこで本記事では、ファクタリングの手数料を年利換算して、低金利になるのか解説します。

違法金利や手数料の相場についてもお伝えするので、「少しでもお得に資金調達したい」と考えている方は最後までチェックしてみてください。

 

ファクタリングは低金利?違法金利や手数料相場を解説

まずは、ファクタリングが低金利か否か知るために、手数料の相場について解説します。

さらに、違法金利についてもお伝えしていくので、ファクタリングのコストが気になる方は参考にしてみてください。

  • ファクタリングの金利と手数料相場
  • 貸金業における違法金利
  • ファクタリングを装った違法な貸付業者

ファクタリングの金利と手数料相場

ファクタリングに金利はありません。

なぜなら、ファクタリングは融資ではなく債権の譲渡だからです。

そのため、金利は設定されておらず代わりに手数料を支払う必要があります。

では、手数料の相場がいくらなのか見ていきましょう。

  • 2社間ファクタリングの相場:8%~18%
  • 3社間ファクタリングの相場:2%~9%

低金利か否かは金利換算しなければわかりません。

金利換算については次の項目で詳しく解説するとして、先に違法金利について理解を深めていきましょう。

 

貸金業における違法金利

貸金業における金利上限は次の通りです。

元本の金額が10万円未満のときの上限金利 → 年20%

元本の金額が10万円以上から100万円未満のとき上限金利 → 年18%

元本の金額が100万円以上のときの上限金利 → 年15%

引用:日本貸金業協会「お借入れの上限金利は年15%~20%です」

 

借入額が10万円以下なら年20%で、100万円以上でも最大15%までしか設定できません。

これ以上の利率になると違法金利となります。

ちなみに、前述の通りファクタリングは融資ではないため、仮に金利換算して上記の値を超えていても違法ではありません。

 

ファクタリングを装った違法な貸付業者

金利が設定できないファクタリングにもかかわらず、高い金利を設定して違法な貸付を行うヤミ金業者が存在しています。

一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。

 しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。

引用:金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

 

金融庁でも注意を促しているヤミ金業者を利用すると、法定金利を超える利息を請求されるだけでなく次のような危険な目に遭う恐れがあります。

  • 生活を脅かす強引な取り立て
  • 逆にお金を騙し取られる詐欺
  • 闇バイト等の犯罪行為への勧誘
  • 性的写真や行為の強要

何度もお伝えしている通り、ファクタリングは金利ではなく手数料が設定されています。

ファクタリング会社が「金利」という言葉を使っていた場合、違法業者の可能性が高いでしょう。

仮に低金利だったとしても様々な危険が伴うので、絶対に契約しないようにしてください。

 

ファクタリングの手数料を金利換算すると?

ファクタリングに設定されているのは金利ではなく手数料です。

しかし、手数料を12ヶ月に揃えて考えれば金利換算できるため、ビジネスローンと比べて低金利か否かわかります。

計算式は次の通りです。

  • 手数料率 ÷ 支払サイト(売掛金回収までの月数)=月利
  • 月利 × 12ヶ月=年利

手数料10%のファクタリングを支払サイト2ヶ月で利用した場合は、以下のように計算できます。

  • 10% ÷ 2ヶ月=5%
  • 5% × 12ヶ月=60%

では、先ほどご紹介した手数料の相場をもとに金利換算してみます。

 

【ファクタリングにおける手数料相場の年率換算】

2社間ファクタリング

  • 8%~18% ÷ 2ヶ月=4%~9%
  • 4%~9% × 12ヶ月=48%~108%

3社間ファクタリング

  • 2%~9% ÷ 2ヶ月=1%~4.5%
  • 1%~4.5% × 12ヶ月=12%~54%

 

ビジネスローンの実質年率は、10万円以下なら最大20%で100万円以上なら15%でした。

そう考えると、ファクタリングの年率は決して低金利とは言えません。

とはいえ、支払サイトが短ければ低金利になるうえに、ファクタリングなら素早い資金調達が可能です。

使い方次第ではあなたの助けになってくれるので、上手に活用するようにしましょう。

 

手数料が低いおすすめファクタリング業者

続いては、手数料が低いおすすめのファクタリング業者を4つご紹介します。

手数料が低ければ年利換算しても低金利になるので、コストを抑えたい方はチェックしてみてください。

  • QuQuMo
  • ビートレーディング
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • PayToday

QuQuMo

QuQuMo

QuQuMo」は、完全オンラインで見積もりや契約ができる利便性抜群のファクタリング会社です。

入金スピードは最短2時間と業界最速水準を誇ります。

必要書類も「通帳」と「請求書」の2点のみと少なめなので、コア業務に支障をきたすことなく資金調達が可能です。

さらに、買取可能額に制限がありません。

どんなに大口の売掛債権でも対応してくれるため、まとまった資金が必要という事業者の方でも安心して利用できるでしょう。

地方に住んでいてファクタリング業者が少ないという方でも、パソコン・スマホがあれば利用できるので、気になる方は詳細をチェックしてみましょう。

運営会社

株式会社アクティブサポート

利用対象者

法人、個人事業主、フリーランス

買取可能額

上限なし

手数料

1%~

入金スピード

最短2時間

契約の種類

2社間

債権譲渡登記

不要

オンライン手続き

可能

QuQuMoの詳細はこちらから

 

ビートレーディング

ビートレーディング

ビートレーディング」は、「請求書」だけでなく「診療報酬」や「介護報酬」「注文書」の買取にも対応してくれるファクタリング会社です。

請求書より前の段階で作成する注文書の買取にも対応してくれるため、他社よりも早い資金調達ができます。

請求書はないけど注文書は保有しているという事業者の方にとっては、大きな助けとなってくれるでしょう。

手数料を抑えたい方には3社間ファクタリングがおすすめです。

取引先の承諾が必要な分、貸し倒れのリスクが低く、手数料も2%〜9%と低めの設定となっています。

少しでもコストを抑えたい方は、ビートレーディングの3社間ファクタリングを検討してみると良いでしょう。

運営会社

株式会社ビートレーディング

利用対象者

法人、個人事業主

買取可能額

下限上限なし

手数料

2社間:4%~12%

3社間:2%~9%

入金スピード

最短2時間

契約の種類

2社間ファクタリング
3社間ファクタリング
注文書ファクタリング
診療報酬・介護報酬ファクタリング

債権譲渡登記

原則不要

オンライン手続き

可能

ビートレーディングの詳細はこちらから

 

日本中小企業金融サポート機構

中小企業さサポート機構

日本中小企業金融サポート機構」は、1.5%〜という低い手数料が売りのファクタリング会社です。

最大でも10%となっているため、少額の買取でもコストを抑えた資金調達ができます。

ちなみに、買取可能額は下限も上限も設定されていません。

1万円という少額でも1億を超える大口でも対応してくれるので、幅広い業者にとって利用しやすい環境と言えるでしょう。

さらに、社会的信用度が低いとして利用対象外となるケースが多い個人事業主の方でも、日本中小企業金融サポート機構なら問題なく受け入れてくれます。

独立したばかりで資金繰りが厳しい方は、一度相談してみるのがおすすめです。

運営会社

一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構

利用対象者

法人、個人事業主

買取可能額

下限上限なし

手数料

1.5%~10.0%

入金スピード

最短即日

契約の種類

2社間、3社間

債権譲渡登記

原則不要

オンライン手続き

可能

日本中小企業金融サポート機構の詳細はこちらから

 

PayToday

PAYTODAY

PayToday」は、次の6つの質問に答えるだけで「審査通過率」と「概算買取査定金額」を通知してくれるファクタリング会社です。

  • 売掛先企業へのご請求金額
  • PAYTODAYの利用回数
  • 売掛先様とのお取引
  • 請求書(売掛金)の支払い期日
  • 売掛先様の企業規模
  • 御社の年間売上規模

誰でも無料で利用できるため、審査通過に不安を抱えている方の助けとなってくれるでしょう。

気になる手数料は1%〜9.5%と業界最速水準の設定です。

買取可能額の上限と下限も設定されていないので、少額から大口まで幅広い売掛債権を低コストで買取してくれます。

少しでもコストを抑えたい方は、PayTodayと他社の見積もりを比較してみると良いでしょう。

運営会社

アネックス株式会社

利用対象者

法人、個人事業主、フリーランス

買取可能額

下限上限なし

手数料

1%~9.5%

入金スピード

最短30分

契約の種類

2社間

債権譲渡登記

不要

オンライン手続き

可能

PayTodayの詳細はこちらから

ファクタリング以外で低コストな資金繰り改善方法

最後は、低コストで利用できるファクタリング以外の資金繰り改善方法をご紹介します。

  • 支払い.com
  • GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

 

支払い.com

【支払い.com様】300x250バナー

支払い.com」は、取引先への銀行振込による支払いをクレジットカード決済に変更して、最長60日先まで期日を延ばせるサービスです。

本人確認書類等の提出もなく、支払いに使うクレジットカードだけ用意すればOKです。

パソコン・スマホから最短60秒で申し込めて、早ければ1日後には支払い.comが取引先への銀行振込を実行してくれます。

気になる手数料は一律4%です。

あなたの希望額次第では、ファクタリングよりコストを抑えた資金調達ができるでしょう。

ちなみに、振込名義人は任意で変更可能となっており、取引先に支払い.comの利用がバレる心配はありません。

安心して使ってみてください。

支払い.comはこちらから

 

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド

GMO

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイド」は、創業期や赤字決算、税金滞納中の事業者でも利用可能な間口の広いビジネスローンです。

実質年率は0.9%〜14.0%と非常に低金利で、限度額も10万円〜1,000万円と少額から大口の融資まで対応しています。

しかも融資枠型のビジネスローンなので、一度契約すれば限度額の範囲内で何度でも借入が可能です。

申し込みに必要な書類は「銀行口座の入出金明細(直近2ヶ月以上の連続した取引)」のみ。

通常なら求められる「決算書」や「事業計画書」といった準備が面倒な書類は必要ありません。

事業実績が乏しくてビジネスローンは無理と諦めていた事業者の方でも受け入れてもらえる見込みがあるので、気になる方は詳細をチェックしてみましょう。

融資対象

法人

融資スピード

最短2営業日

借入限度額

10万円〜1,000万円以内

実質年率

0.9%~14.0%(固定金利・審査のうえ決定)

担保・保証人

原則不要

GMOあおぞらネット銀行あんしんワイドはこちらから

 

まとめ

ファクタリングに金利はありません。

代わりに手数料が設定されており、年利換算するとビジネスローンよりも高めだとわかります。

しかし、支払サイトを短くすれば年利換算しても低金利になります。

また、ビジネスローンよりもスピーディーに資金調達できるため、使い方次第で事業者の大きな助けとなってくれるでしょう。

今回ご紹介した4つのファクタリング会社なら、コストを抑えた資金調達が可能です。

ファクタリング会社

手数料

買取可能額

入金時間

QuQuMo

1%~

上限なし

最短2時間

ビートレーディング

2社間:4%~12%

3社間:2%~9%

下限上限なし

最短2時間

日本中小企業金融サポート機構

1.5%~10.0%

下限上限なし

最短即日

PayToday

1%~9.5%

下限上限なし

最短30分

 

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