「明日から本気出す」な若手社員に、すぐに任せるべき業務とは?

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ビジネスでの成功を掴むための法則を伝える人気の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』。著者の佐藤しょ~おんさんは、若手社員の頃にぜひとも経験して欲しいコトとして“新たな事業をプロデュースすること”を挙げています。さて、その真意とは?

事業をプロデュースしよう

サラリーマン時代を振り返って最も楽しかった仕事は、「新たな事業をプロデュースすること」でした。新たな事業というのは、今まで誰もやっていなくて、だから人も、予算も、スキルも、ノウハウも何も無いところから、徒手空拳自分の全てを抛って取り組まなきゃならない、そんな仕事のことです。

若手サラリーマンの人には、課長になったり、部長になったり、給料が増えたりという事を目指す前に、まずはこの事業を立ち上げ回してみるという楽しさを経験して欲しいと思っています。

事業というと大がかりな感じがしますが、社内で完結する

・5S運動(整理整頓などを徹底する教育)や
・ノー残業デーを設定して普及させるとか
・ペーパーレス化を推し進める運動とか
・事業部横断の飲み会を企画するとか

こんなアクティビティだって、イチから新規で立ち上げて定着させるまでやるのなら、これだって立派な事業なんですよ。カネが儲かる領域だけが事業では無いんです。そう考えたら色々とやれることが見つかると思うんですよね。

そもそも若手のあなたには、そんな事業を開始させたり、推進させる権限はありませんから、まずは力がある人にこういう話をプレゼンして賛成してもらわなきゃなりません。この時点で脳みそは活性化するでしょ。しかも通常業務の合間にやるわけですから、自らの生産性を高めておかないと身体がいくつあっても足りない状態になりますし。そこでもまた知恵を働かせる必要があるわけです。

プレゼンをして賛成してもらったら、その事業に対しての知見を集めなきゃなりません。これまた脳みそをフル回転させる必要がありますよね。だいたい自分が言い出しっぺなのに、その事に無知だったらほとんどバカですから。

そしてこれをインプリ(実行)させるための絵図を考え、実際にアクティビティとして社員に浸透させるわけですね。これまた一筋縄では行きません。中には露骨に反対してくる人もいるでしょう。クチでは賛成しても実際には何もしてくれない人もいるでしょう。この過程で誰が信用出来て誰がウソつきなのかという、「人を見る」能力も磨かれるはずです。

でもこれをやり遂げたら、内なるあなたには強烈な達成感と満足感が生まれるはずです。というか、こういう体験をしちゃったら、つまらないルーティーン業務なんて退屈でやってられなくなるんです。

今の若者に決定的に足りないのはこの体験なんです。そして会社が採用したいと思う人材は、こういう体験をしている人なんです。

だって新規事業って、外側が違うだけでやる事、途中で体験する事すべてはここに書いた事そのものなんですから。ここに予算(売り上げとコスト、経費のこと)が付いただけですから。

だからこういう事をあなたがやっている間(つまりもがき苦しんでいる間)、あなたの上司はあなたの事を良く見ていますよ。そしてこれをやり遂げたら、間違いなくあなたの株は騰がります。社内でチャンスを掴める人ってこういう人なんです。そして願わくば、これを狙って計画してやって欲しいんですよ。そうすると事業に対する感覚が育ってくるんです。

これは本を読んでも学べないんですよね。もう実体験を繰り返して、何度も失敗をしてそこから経験値として身に付けるしか無いんです。だからこういう事が出来る人って出世するんです。

『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
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