レッドラズベリーの新たな効能がアメリカの研究会議で注目されています。この小粒の果物には、とても多くの疾患予防、改善の作用があるようです。以前から注目されていた効果を含め、改めてその研究結果をみてみましょう。
レッドラズベリーが心疾患に効く?
3月、ブルーベリーがアルツハイマーの記憶改善に効果的であるという記事をご紹介しましたが、今度はレッドラズベリーが複数の疾患予防に効果的であるという研究結果が発表されました。
研究発表によると、レッドラズベリーは、心疾患、糖尿病、肥満、アルツハイマー病のリスクを下げる作用があるとのこと。
4月上旬、アメリカのサンディエゴで行われた実験生物学会議では、レッドラズベリーに関する6つの研究結果が発表されることになり、研究者の間でもレッドラズベリーへの注目度が高まっています。
ホルモンバランスを整える効果も
欧米では、レッドラズベリーの葉から作られるお茶が、「安産のハーブティー」とも言われ、妊娠後期や出産直後に効果的とされているようです。
ホルモンバランスを整える効能があるため、妊娠を望む女性が飲むことも多いそうですが、妊娠初期には子宮を刺激し、流産を引き起こす可能性があるため、飲用しないよう呼びかけられています。
また、軽い下痢、生理痛、歯肉炎、のどの痛みがあるとき、子供の下痢止めにも効果的とか。
ラズベリーは6月中旬から7月中旬がシーズンですが、冷凍されたものであれば、年間を通して日本でも手に入る果物です。
小さくて、味も甘酸っぱく食べ易い果物を食べるだけで、複数の病気を防ぐことができるなんて、かなりお得ですね。
皆さんも、お店やスーパーで見かけたら、是非お試しください。
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source by Times Live/ Herb Magazine
文/長塚香織