17万人を調査して判明。長生きできる家族構成とは―フランス国立機関

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結婚して子供を持ちたい。生涯独身で気ままにやりたい。大好きなパートナーといつまでも2人で過ごしたい…。人それぞれ希望する生活スタイルは異なりますが、フランスの大規模調査で「長生きする人の家族構成」が判明したようです。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく紹介されています。

長生きの秘訣:夫婦同居で、子供2人!

「健康で長生きし、死ぬときはポックリと!」。

これは高齢化が進む日本で、誰しも願うことだと思うのですが、それには「同居カップルで子供2人の人が最適」、ということのようです。これは、フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表したもので、気になる報告でしたので取り上げてみました。

この調査は、1999年時に40~90歳だった、フランス生まれの男女約17万人を対象にしたもので、かなり大規模な調査結果です。なお、同居カップルの定義ですが、結婚しているかどうかにかかわらず、半年以上の共同生活を送る2人をカップルとしています。

その結果によると、40~50歳の中高年年齢層をみると、同居カップルの人たちの死亡率は、配偶者と離別死別した人や独身者のグループに比べて、男性で3分の1女性では約半分になっていることがわかりました。そしてこの傾向は、他の年齢層でもみられたそうです。

また、子供の数と死亡率の関係では、男女とも子供が2人いる人の死亡率が低く、子供の数が2人より多くても少なくても、死亡率は高くなる傾向があったようです。

ところが、一生独身を続ける場合はそのような傾向は見られないことがわかりました。

80~90歳の高齢者の場合、男性では、同居暮らしをした経験がないという人の死亡率が7.7%だったのに対し、同居で暮らす男性の死亡率は8.8%と逆に高くなっていました。また、女性でも同様で、同居経験のない女性の場合4.7%だったのに対し、同居経験者では5.0%とほんの少しですが、長生きするには独身を続けたほうがよいという結果でした。

もっともこの調査は、愛情生活の経験豊富なフランス人の結果ですので、日本人にはどの程度当てはまるのか、気になります。

image by: Shutterstock

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