「お休みをいただいております」は間違い?今さら聞けない敬語の知識

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知らぬ間に、ついついおかしな敬語を使ってしまっていること、ありませんか? 無料メルマガ『仕事美人のメール作法』では、そんな間違いやすい敬語を取り上げ、「正しい言い方」を紹介しています。気になるあの「バイト敬語」、こう言い換えればよかったんですね。

バイト敬語

電話の応対で、時々耳にするのが「今、お電話してよろしかったですか?」。

俗にバイト敬語と呼ばれる間違った敬語の使い方の一つが、この「よろしかったですか」です。

今、まさに対応している電話のやり取りに過去形の言い回しで確認するのはNG。「よろしかったですか」ではなく「よろしいですか」を使うのが適切です。

でも、自分が電話を受ける側なら手が離せない場合は電話には出られないので、電話に出た時点で「対応可能」ということ。電話してよいかを電話口で相手に尋ねる必要はない気がします。

相手が不在なことが多かったり、つかまりにくい状況だったりする場合に電話していいかどうかを事前に尋ねるのであれば、電話ではなくメールで本日14時ごろにお電話してよろしいですか?」と、電話する日時を明記して確認する方が相手にとっても自分にとっても無駄がなく確実ではないでしょうか。

バイト敬語にはほかにも「~になります」というのもあります。「添付の資料が見本になります」とか「当社は、東郵便局の左隣になります」のように使われています。

~になる」は、「信号が青になります」「深夜は通行止めになります」のように、ものや状態が変化することを表す言葉です。上記の文例では添付の資料が見本に変わるわけではないので「添付の資料が見本です」。

場所の説明の際も、建物の場所が変化するわけではないので「当社の場所は、東郵便局の左隣です(にございます)」とするのが適切です。

耳になじんで言いやすいし、書きやすいからとか、人が使っているので自分も、とバイト敬語に流されるのではなく、社会人としてきちんとした敬語を使えるようになりたいですね。

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