ポケモンGOが裏目に?マクドナルドのコラボが再び炎上する危険性

 

日本でも爆発的ブームになると見られている「ポケモンGO」ですが、日本マクドナルドは先日、同ゲームとのコラボレーションを正式発表しました。これで客足が戻ることは確実と言えそうですが、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは「重大な懸念が生じる可能性がある」という見方を示しています。

「ポケモンGO」とマクドナルドがコラボ、マックは救われるのか

日本マクドナルドは7月22日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGOとのコラボレーションを国内のマクドナルド全店(約2,900店)で開始すると発表しました。

「ポケモンGO」は、スマホのカメラを通じて現実の風景の中に現れる「ポケットモンスターポケモン)」のキャラクターを捕まえたりバトルしたりして遊ぶゲームです。先行配信されたアメリカなどでは爆発的な人気を集めていました。そして22日に日本でも配信が始まり、マクドナルドが単独ローンチパートナーとして、同日にコラボを開始することとなりました。

マックの店舗が「ポケモンGO」の拠点に

マクドナルドの約2,900店舗のうち、約400店舗は他のプレイヤーのポケモンと戦う「ジム」と呼ばれる拠点となり、残る約2,500店舗はゲーム内で使う道具を手に入れられる「ポケストップ」と呼ばれる拠点となります。

「ポケモンGO」は小中学生を中心とした子供たちが主な利用者となりそうです。子供たちがマクドナルドに集まり、対戦して遊ぶことが想定されます。マクドナルドは「ポケモンGO」で集客を図り、業績回復のきっかけとしたいようです。

マクドナルドは、消費期限切れ肉の使用や異物混入などの問題により業績が悪化していました。直近の2016年12月期第1四半期決算では、純損益は未だ赤字の状態です。客数が大幅に減少しています。そのため、話題性を喚起することで、遠のいている客足を取り戻そうとしています。注目を集めている「ポケモンGO」とのコラボにより、マクドナルドは集客を実現することができるでしょう。

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