「刀女子」が、本物の刀を見に美術ギャラリーへ行ってみた

2016.10.14
19
by gyouza(まぐまぐ編集部)
katana01
 

東美特別展にも出店するギャラリーをチェック!

MAG2 NEWSで度々紹介してきた「第二十回東美特別展」がいよいよ今週末開催されます。今回、話題の刀剣も出品されます。案内役を買って出てくれたのは、女優やモデルとして活躍する辺見のり子さんと、女優や脚本家・Web番組のパーソナリティとして幅広く活躍中の浅間千代さん。特に辺見さんは、舞台では殺陣を披露するほどの腕前なので、刀剣に関しては人一倍興味があります。

なお、こちらの記事では東美特別展の特徴をまとめていますので、まだ特別展そのものについてあまり知らない、という方は是非チェックを。

参考:開催間近。三年に一度の「東美特別展」で超一流の芸術の秋を

刀剣は、武家の歴史と職人の技が生んだ特殊なジャンルと言えます。刀だけでなく鞘や柄にも技巧を凝らした作り手のこだわりが見られます。武士の精神性が宿ったような存在感があり、道具としての美のひとつの頂点ともいえます。

刀剣・刀装具や焼き物、書画などを扱う「杉江美術店」

「杉江美術店」は、創業以来60年以上、上野に店を構えていらっしゃいます。

刀剣、刀装具だけでなく、茶道具など数々の古美術を取り扱っているため、店内にはところ狭しと、数多くの作品が並んでいます。

今回、東美特別展では江戸時代前期の刀剣などを出品されます。

katana02

井上真改「二代和泉守国貞」

「江戸時代の刀剣は戦国時代・安土桃山時代も終わり、ほとんど戦乱のなかった時代。全国に均質な鋼が流通してきたことにより、非常に綺麗な地鉄と評されます。刀も実用的なものから、贈答品や貿易品としての性格も持つことになります。人によっては、実際に使用されたり、多くの人の手を介した「古刀」を好む場合もありますが、美術作品としての美しさや装飾については、「新刀」を好む場合もあります。刀剣史では慶長(1596年から1615年まで)以降を新刀と定義しているそうです。」店主の杉江さんが、丁寧に説明してくださいました。

katana03

杉江さん(左)

普段はショーケースに並べていない、勝海舟の刀剣も見せていただきました。

辺見さん、勝海舟のファンだそうで「え?触っていいんですか?ありがとうございます!」と満面の笑みです。

katana04

katana05

katana06

最後に、辺見さんが気になったのが、武家の女性が嫁ぐ時に親から贈られていたと言われる「懐刀」の装飾です。般若の面が付いています。

katana07

般若の面と言えば、「嫉妬や恨みの篭る女の顔」として能面でも使用されます。このような細かい部分にも思いを込め、当時の親御さんは娘さんに託したのでしょうか。

多数の刀剣・刀装具や甲冑などを扱う「日本刀剣」

虎ノ門ヒルズに近い日本刀剣さん。歴史は非常に長く、明治末期に古物商として創業され、現在では刀剣や武具(鎧)などを中心に取り扱っています。こちらから、浅間千代さんが案内します。

まず目を引くのが、刀剣の多さ。

katana08

katana09

2階には刀装具もありますが、ほとんど刀剣・刀剣・刀剣です。

「こんなにたくさんの刀剣は一度に見たことがないです!」と、刀女子であると同時に、歴女としても活動されている浅間さんも興奮気味です。

katana10

実施の刀剣を手に、時代背景とともに丁寧に説明していただいた、店主の伊波さん。

「刀剣の楽しみ方はやはり輝きです。時代によって反りや装飾なども変わりますが、きちんと手入れをして、輝きを見る、これがたまらないんですよ。刃紋がある場合はその流れも楽しむことができます。」

「私も手に取ってみていいですか?」

katana11

実際に浅間さんも手に取り、その輝きをチェックします。

「すごく綺麗ですね。この光を見ていると、とてもこれそのものが戦争に使われてたり、人を斬ることもあったなんて想像はできないですね。」

日本刀剣さんは、東美特別展では装飾が豊かな江戸初期の小さ刀を出品されます。

katana12

銀沃懸地塗玉装小さ刀

装飾が豊かなこの鞘(さや)、写真でも美しく見えるので、実際に手に取ると、さぞきらびやかなのでしょう。こちらは先に刀身が江戸初期に完成し外装は江戸後期に塗師が装飾したと言われています。このように、刀剣といっても、同じ一つの時代だけで完結していないものもあります。今も昔も、刀身だけでなく鍔(つば)や鞘を好みによって変えたりすることで、お気に入りの刀剣に仕上げるという趣向は普遍的なのでしょう。

katana13

鐔にも様々な装飾が

katana14

伊波さんと浅間さん

杉江美術店さんと日本刀剣さんも出店されている、東美特別展に是非足を運んでみてはいかがでしょうか。刀剣だけでなく、数多くの貴重な美術作品に実際に触れて見ることができます。

◆第二十回東美特別展

 特設サイトはコチラ

◆杉江美術店

東京都台東区上野4-3-8

03-3831-7803

◆日本刀剣

東京都港区虎ノ門3-8-1

03-3434-4321

◆辺見 のり子(へんみ のりこ)

大分県出身

11月28日生まれ A型

身長168㎝

HP:http://www.daikanyama-hb.com/network/model/henminoriko.html

◆浅間 千代(あさま ちよ)

東京都出身

3月17日生まれ 魚座 O型

身長163㎝

趣味・寺社巡り、舞台鑑賞、歴史探究

特技・ホルン

HP:http://chiyoasama.com/

印刷する

人気のオススメ記事

  • 「刀女子」が、本物の刀を見に美術ギャラリーへ行ってみた
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け
  •  まぐまぐニュース!・編集部だより・ちょい見せまぐ!・英語のまぐ!他、公式メルマガの配信元メールアドレスを順次変更しています。メルマガが届かない場合の設定方法など、詳細はお知らせをご確認ください。

    公式メルマガ読者の皆さまへ配信元メールアドレス変更のお知らせ

  • ついでに読みたい