【鳥取で震度6弱】地震予測の権威が指摘する「熊本との共通点」

2016.10.21
by よっすぃ~♪(まぐまぐ編集部)
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鳥取県で最大震度6弱の揺れを観測

21日午後2時7分ごろ、鳥取県中部を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生。鳥取県倉吉市、湯梨浜町、北栄町で震度6弱を記録したのをはじめ、九州地方から関東地方の広範囲で揺れが観測された。

幸いなことに大きな人的被害はない模様だが、この地震の影響で、鳥取県の各地で停電が発生したほか、鉄道のほうも西日本の広い範囲で、運転見合わせやダイヤの乱れが発生した。

また、震源となった鳥取県中部では、午後2時7分ごろの地震以降も断続的に揺れが観測されており、気象庁によると、今後一週間程度は最大震度6弱程度の地震に注意が必要であるという。

熊本地震と同じ発生パターン

電子基準点から得られる地殻変動データなどを活用し、独自の地震予測を行なっている民間団体・JESEA(ジェシア/地震科学探査機構)によると、今回の地震の起きた鳥取県・島根県周辺エリアでは、地震の前兆とされる沈降が特に進んでいたとのこと。

そのためJESEAは、今年7月6日に配信したメルマガ『週刊MEGA地震予測』において、このエリアを震度5以上の地震が発生する可能性が極めて高いレベル4に指定。広く警戒を呼び掛けていた。

また、直前の10月19日に配信されたメルマガ最新号のトピックスでは、

今回、週間変動図(H)にありますとおり、完全に静謐でした。
前兆現象の後、静謐、地震が発生するという流れは過去にもありました。ご注意ください。

と、地震が間近に発生する可能性が高いことを指摘。

実際、今年4月の熊本地震「前兆⇒静謐⇒大地震」という流れで発生したのだが、今回もJESEAが指摘した通りのパターンで、地震が発生する結果となった。

 

0001592103c-e1425613724148『週刊MEGA地震予測』
著者:JESEA(地震科学探査機構)
測量学の世界的権威である東京大学名誉教授・村井俊治氏による、測量工学的アプローチに基づいた地震予測を毎週配信。2014年に発生した震度5以上の地震を全て予測するなど、高い予測的中実績を誇り、テレビ・新聞・雑誌等での紹介も多数。
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