怪文書はホンモノだった。強行採決後の出来すぎたタイミングで発表

arata20170615
 

前川喜平前事務次官が告発した「加計学園」の内部文書について、松野博一文科相は6月15日、「追加調査」の結果を報告。民進党などが指摘した19の文書のうち、菅官房長官が怪文書と断じた「官邸の最高レベル」との文言が記されたものを含む14の文書の存在を認めました。この調査結果をすでに予測していたメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは、「安倍内閣の権力乱用と公私混同は国民主権の冒涜だ」と一刀両断しています。

殿のご乱心、家老の悪巧みで「安倍加計騒動」火焔広がる

いわゆる「総理のご意向文書の有無について、あれだけ「確認できない」「調査は必要ない」と言い張っていたのに、前川喜平前次官に続いて現職官僚からも文書の存在を証言する声が上がるにおよび、松野文科大臣が追加調査する」と姿勢を大転換。

しかも、瞬時に終わってしかるべき追加調査とやらがいまだに続き、時間稼ぎが行われている。野党議員から、告発者を懲らしめるための「犯人捜し」で手間取っているのではないかと指摘されるのも仕方がない。

追加調査も、再調査も、ヘッタクレもない。単に、前川文科前次官の証言でウソがばれ、それでも強弁し続けたが、ついに限界に達しただけのこと。どうせ、「支持率症候群」で心をかき乱した安倍首相から、取り繕いの令が出たのだろう。

もともと、殿のご乱心から始まり、家老の悪巧みでド壷にはまった「安倍加計騒動」なのだ。「総理のご意向」だと、文科省に加計・獣医学部を認めるよう圧力をかけた内閣府は、いわば殿の隠れた「番犬集団」か。

3月13日の参院予算委員会で、福島みずほ議員の質問に激昂した安倍首相は原稿を答弁席の机に放り出した。

もし、働きかけて決めてるんであれば、これは私、責任とりますよ。当たり前じゃないですか。

今治市で獣医学部の建設が進む加計学園の加計孝太郎理事長と安倍首相の親しい関係を指摘され、興奮して口走ったのが「責任をとる」という言葉だった。あまりの過剰反応に、福島議員は「どうしてそんなに恫喝するのか」と訝った。

5月17日、18日、朝日新聞に文書の存在がスクープされると、菅官房長官は怪文書」と決めつけて、「殿」が責任をとらないですむよう、内閣府はもちろん、文科省にもこの文書についての「箝口令」を敷いた。

その後、前川前次官が文書はホンモノ」と証言するや、菅官房長官ら安倍官邸の面々は前川氏を「クセモノ扱いし始める。読売新聞に三流週刊誌なみの記事を書かせ、前川は信用できない男だとお得意の印象操作」におよんだ。

しかし、官邸の工作もむなしく、出会い系バーで前川氏に出会った女性の証言などにより、かえって前川氏の「株」が上がる皮肉な結果となり、半面、官邸側の陰湿な謀略が際立った。

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