外国人も目からウロコ。日本人が妄想で作った不思議な日常用品

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日常ではありえないけど、あったら楽しいかも。もしかするとパラレルワールド(並行世界)なら、存在するのかもしれない…。三次元に生きている者にトキメキを与えてくれる「架空の道具」の作り手は、クリエイティブ集団「パンタグラフ」。デジタルでありながらも懐かしさが垣間みられるアートワークは海外でも話題沸騰中です。一体、どんな人たちが作っているんだろう? そんな興味を抱き、今回、東神奈川にあるパンタグラフのアトリエを訪れ、ハンチング帽がお似合いの代表、井上仁行さんに直撃取材をしました。さあ、パラレルワールドでしか存在しない不思議でワクワクする道具の世界を覗いてみましょう!

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海外でも人気!パラレルワールドのお土産

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不思議なパラレルワールドのお土産案内をしてくれるのは、代表の井上さん。

2006年から2013年までPC専門誌『日経パソコン』の表紙を飾った、架空の道具たち。広告美術で培ったアイデアと技術とスピリットで世の中にオモシロイものを送り出すパンタグラフが制作した架空の道具の数々は『パラレルワールド御土産帳』(2015年、PIEインターナショナル)に収録されています。

今回、『パラレルワールド御土産帳』から、MAG2 NEWS編集部でピックアップしたのは、海外のユーザーから「こんな商品があったら全部買っちゃう!」、「なんて素晴らしいアイデアなんだ!」、「全部コレクションとして買い占めたい!」など、人気が高かった作品9点です。

制作者である井上さんに作成していた当時を振り返っていただき、どのようにして思いついたのか、どのような思いで作ったのかを教えていただきました。
トップバッターは「ディスク作成機」です!

 

データをCD化する「ディスク作成機 」

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パソコンにCDやDVDをコピーできる機能が搭載された頃に制作。上部のスケルトンのカップに入った玉には情報(データ)が詰まっています」と話す井上さん。ハンドルを回すとその情報をCDにコピーできるというワケ。ただ、作り物なので、実際にはハンドルを回すことはできませんが、CDの曲がり具合といい、リアリティがあります。

井上さんによると、約8年にわたり、『日経パソコン』の表紙を飾ったオブジェには一貫して、このディスク作成機のように「動きを感じさせるもの」や「実際に手に取って使えそうなもの」が意図されているそうです。

 

皮肉が込められたクールな「足踏み団扇
」

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一連のアートワークにはデジタルで成り立つ世のメインストリームに対する風刺や皮肉がこめられているものが多々ありますが、こちらもそのひとつ。「夏と機械」をテーマに作った、足で踏んで使う団扇

実際に使うとなると、せっせと行う足踏みでふくらはぎがパンパンに張って疲れるし、きっと汗ダラダラ状態になるわで、「涼を求める」なんて優雅なことは言ってられません。はっきり言って大変!

デジタルに慣れすぎて「超便利!」と何も考えずに飛びつく人は御用心あれ。そんな風刺が込められているよう。

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一つ一つの作品を作ったときの想いを語る井上さん

究極の選択が迫られる「ゼロイチ・タイプライター」

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「このタイプライターで二進法を書いてみたい!」といった声があった、「ゼロイチ・タイプライター。」

昔のアンティークなデザインを彷彿させるタイプライターが刻むのは「0」と「1」だけ

「デジタルの時代になり、0と1というシンプルな数字を突き詰めるとDNAまで表現できるかもしれない。同時に際限なくコピーもできる。でも、それって怖いことかもしれない…」。

この作品が出来上がった時に井上さんはそう感じたと話します。

無(0)か有(1)か、もしこのタイプライターがこの世に存在すれば、使う者は究極の選択を迫られそう! 

 

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