外国人も目からウロコ。日本人が妄想で作った不思議な日常用品

 

「教科書」からグーグルの「エイプリルフール」までを手がける

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次の制作の舞台は「教科書」。表紙のオブジェを手掛けます

さて、学校図書が刊行している小学校1〜6年までの算数の教科書も、パンタグラフが表紙のオブジェを手がけています。『日経パソコン』の表紙用のアートワークがこの仕事につながったとのこと。

小学1年生から6年生までの表紙を手がける

それぞれの学年で学習する内容にあわせて考案されたというオブジェが効果的に撮影され、教科書自体もPOP感漂う仕上がりに

小学生だけではありません。中学生の「数学」の教科書も手がけています。

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中学校の数学の教科書の作品にはジオラマを採用し、グッとオトナっぽい印象に

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教科書の裏にもこだわりが

昔の味気ない教科書を使っていたオトナはちょっとうらやましく思ってしまいますよね

立体造形の他、アニメーションや動画も手がけるパンタグラフ。Google Japanの日本語入力チーム恒例のエイプリルフール用の動画「ピロピロバージョン」(2015)、「物理フリックバージョン」(2016)、「プチプチバージョン」(2017)などの演出・撮影も手掛けています。

 

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不思議な世界に連れていってくれる「ゾートロープ」

また、2016年のクリスマスシーズンにはスターバックス・おもはらの森で展示された「ジンジャーブレッドハウス」をモチーフにしたゾートロープもパンタグラフのアートワーク。

幅広いクリエイティブ活動をおこなう「パンタグラフ」ですが、実際にイスラエルやドイツなどの海外から展覧会のオファーもきているそうです。今後とも日本のみならず、世界中をワクワクさせる作品を作り出していくアーティスト集団「パンタグラフ」に、今後も目が離せませんよ!

 

スクリーンショット 2017-07-14 15.14.22パンタグラフ(PANTOGRAPH)/井上仁行氏を中心に、広告美術、コマ撮りアニメーションなどの映像企画制作や楽曲制作を行うアーティスト集団。『パラレルワールド御土産帳』の他、『メディア工作ワークブック』や『造形工作アイデアノート』などの著書を発表。公式サイト

 

取材・文/御田けいこ

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