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FIREを夢見るレバナス民が虫の息。最低限の資産「6250万円」に届かぬ若者たちがレバレッジをかけて人生滑落=鈴木傾城

一刻も早く資金を貯めて、一刻も早くFIREを実現したい……。焦燥感に追われ、夢に追われ、FIREを目指す彼らは今もすがる思いでレバナスを「ガチホ」して、転がり落ちていく相場に向き合っているはずだ。レバナスは彼らの夢を満たしてくれるだろうか。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)

【関連】なぜロシア「SWIFT排除」で日本の株価が乱高下?投資家は米国の経済制裁をこう見ている=新天地

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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」を運営している。

ケチケチ生活で良ければ「6,250万円」でリタイアできる

「とにかく一刻も早く資産を作って一刻も早くリタイアする」というのを格好良く言ったのが「FIRE」である。「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語で言うと「経済的自立と早期リタイア」となる。

若者の間では何年も前からFIREが憧れになっていて、いくら資産を貯めたらFIREできるのか、どうやったら手っ取り早く資産を増やせるのか、がネットで議論されたり、実践されたりしている。

こうしたFIREの方法論を見てみると、「年間支出の25倍の資産を年利4%の運用益で回せばFIREを実現できる」と述べられている。

2020年の日本人の平均年収は約430万円である。これで計算すると、約1億750万円あればFIREで生きていけるということになる。1億750万円を早期に貯めるのはさすがにキツいということであれば、年間支出を下げるしかない。

年間支出350万円なら8,750万円でFIRE。
年間支出300万円なら7,500万円でFIRE。
年間支出250万円なら6,250万円でFIRE。

ということになる。年間支出250万円では東京や名古屋や大阪のような都市圏で暮らすのは無理なので、郊外で暮らす必要がある。あるいは物価が日本よりも安い途上国で暮らすことになる。

そうだとしても、6,250万円でさっさとリタイアできるなら、そうしたいという人は山ほどいて、FIRE人気は上がっていくばかりだ。

届きそうで届かない「6,250万円」

しかし、若者たちはFIREに到達できるのだろうか……。

国税庁のデータによると、20代の平均年収は278万円(女性は248万円)、30代で470万円~528万円(女性は315万円~314万円)である。

毎年100万円の貯金をしたとしても、6,250万円に至るには約62年かかることになる。毎年200万円を貯金したとしても約31年である。

「6,250万円でいいから、さっさとリタイアしたい」と言っても、口で言うほどたやすいことではないのが分かる。

Next: レバレッジに手を出す心理。資金「倍増」を3回繰り返せばFIRE実現?



780万円の資金が「FIREの最低限6,250万円」にほぼ到達する計算

とすれば、普通に働いて平均の賃金をもらっている若者たちにとって、6,250万円の資産を貯金で貯めようとするのは、ほとんど不可能に近い状態であるというのが分かってくる。絶対に無理とは言わないが、凄まじいまでの節約と耐久の生活を長く続けなければならない状況になる。

そこで、FIREを目指す人々が目を向けるのが「投資」となる。机上の計算かもしれないが、投資でうまく立ち回ることができたら、資産は一気に2倍だとか3倍になってくれるからだ。

たとえば、である。普通のサラリーマンでも780万円を必死で貯めるのは不可能ではない。「780万円なら何とかなる」と思えるはずだ。

実際、FIREを目指すくらいの人なら780万円の貯金を持っている人はいる。以下の計算を見て欲しい。

780万円が2倍になると、1,560万円になる。
1,560万円が2倍になると、3,120万円になる。
3.120万円が2倍になると、6,240万円になる。

780万円の「2倍3回転」をやると、780万円の資金が「FIREの最低限6,250万円」にほぼ到達してくれるのである。もし、「2倍4回転」になったら、それこそ名実ともに億超えのFIREである。

金融相場の世界では、持ち株が2倍になることなんか奇跡でも何でもない。ごく「普通にあること」だ。さすがにテンバガー(10倍になる銘柄)を見つけて、実際に10倍にするのは難しいかもしれない。しかし、2倍なら何とかできると思う人は大勢いる。

「なるべく早く2倍くらいになってくれる投資対象はないのか……」

そこで、FIREを目指す若者たちが次に考えるのが、「なるべく早く2倍くらいになってくれる投資対象はないのか……」ということだ。

FIREという言葉が広がる前は、単純に「アーリーリタイア」という言葉が流行っていた。このアーリーリタイアを目指す若者たちが飛びついていたのはFX(外国為替証拠金取引)だった。

なぜFXだったのか。日本国内では、FXは最高で25倍ものレバレッジがかけられるからである。

レバレッジをかければ、保証金の何倍もの金額を取引することができる。しかし、当たれば大儲けする反面、外れれば資金を全部失う危険性がある。レバレッジが高ければ高いほどそうだ。

Next: 「さっさと資金を作って、この資本主義から悠々とリタイアしたい」



「さっさと資金を作って、この資本主義から悠々とリタイアしたい」

FX(外国為替証拠金取引)はエキサイトな市場だったが、相場を当てるのは非常に難しく、億を稼げる人よりもロスカットされて退場する人間が続出した。

こうしたことから、次第に「これはただのギャンブルではないのか?」と警戒されるようになってアーリーリタイアを目指す若者たちは二の足を踏むようになった。手っ取り早いかもしれないが、資金が吹き飛んだらFIREどころか無一文だ。

次にアーリーリタイアを目指す若者たちが飛びついたのは、ビットコインを始めとした仮想通貨である。仮想通貨は「新しい通貨だ」と喧伝され、新しいものに敏感に反応する若者たちのシンボルと化した。

そして、仮想通貨熱がパンデミックのように広がるにつれてそれぞれの仮想通貨の価格も暴騰するようになり、若者たちが「アーリーリタイアを実現するためのステージ」として仮想通貨に願いを託すようになった。

しかし、2017年12月に仮想通貨バブルは崩壊した。そして、アーリーリタイアを目指していた多くの若者が夢破れて去っていった。

現実は甘くなかったのだ。FX(外国為替証拠金取引)も仮想通貨も手っ取り早くFIREを実現させてくれるどころか、逆にすっからかんにされる世界だったのだ。仮想通貨市場は今も乱高下を繰り返しているのだが、もう2017年頃の熱気はない。

断っておくが、FXで億を作った人もいれば仮想通貨で億を作った人もいる。

だからこそ、「次に続け」と多くの若者たちがなだれ込んだのだ。しかし、投機の世界ではごく一部の勝者が目立っても、その裏には死屍累々の光景が広がっている。

しかし、アーリーリタイアは「FIRE」という言葉に置き換えられて、さらにブームになった。この現象を見ても分かる通り、人々の「さっさと資金を作って、この狂った資本主義から悠々とリタイアしたい」という思いは消えなかったのだ。

むしろ、彼らの渇望になっているようにも見える。

Next: レバナス民の誕生。一刻も早く資産を作ってリタイアしたいという焦り



とにかく一刻も早く資産を作って一刻も早くリタイアするという焦り

780万円の「2倍3回転」で「FIREの最低限6,250万円」になると言っても、FXや仮想通貨でそれを実現できた若者は少なかった。

しかし、FIREを目指すのであれば、とにかく投資で一刻も早く増やさなければならない。

そこで、彼らが次に目を付けたのが「レバナス」であった。レバナスとは「レバレッジをかけたNASDAQ市場の指数」であり、【iFreeレバレッジ NASDAQ100】や【楽天レバレッジ NASDAQ-100】などの商品がある。

いずれも「2倍」のレバレッジがかかっている。

そうなのだ。彼らは今度はレバナスで780万円の「2倍3回転」をやってFIREを実現しようと考えたのである。実際、2020年4月からNASDAQ100を指数化したETF【QQQ】は1年で2倍以上も暴騰していた。

そこで、「レバナスをガチホ(ガチでホールド)していればいい!」という人たちが出現し、彼らが「レバナス民」と言われるようになった。「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)はすごい。だからレバナスをガチホしていたらFIREを実現できる」というわけである。FIREを夢見たレバナス民が2021年に大量に出現した。

2020年ではなく2021年にその現象に気づいたとしても、2021年初頭は320ドル台だった【QQQ】は、年末には400ドル台を超えたのだ。率にすると25%の上昇である。レバナスはこれの2倍なので、2021年はレバナスをガチホしていると50%の利益を取れたことになる。

ところが、である。2022年に入って突如として様相がおかしくなった。

2020年のコロナショック時による金融緩和の弊害でインフレが発生し、そこに原油・資源の上昇や、ウクライナを巡るロシアとNATOの対立激化が重なって相場が荒れたのである。さらに、これから利上げも待っている。通常、利上げは株式市場にマイナスである。

そのため、レバナス民が強烈な打撃を受けることになる。

レバレッジは数倍の早さで資産を増やすことができるツールなのだが、逆に言えば数倍の早さで資産が吹き飛ぶリスクを抱える。

FIREを夢見たレバナス民は、「とにかく一刻も早く資産を作って一刻も早くリタイアする」という焦りがあるので、レバレッジの誘惑に勝てない傾向が垣間見える。

FXで資金を吹き飛ばし、仮想通貨で資金を吹き飛ばし、今度はレバナスで資金を吹き飛ばすFIREを夢見る若者たちの姿は無残だが、それでも彼らはすがる思いで、FIREの実現を目指すのだろう。

Next: 一刻も早く楽になりたい。「机上の計算」でレバレッジに手を出すと…



レバナスを「ガチホ」して転がり落ちていく

780万円が2倍になると、1,560万円になる。1,560万円が2倍になると、3,120万円になる。3,120万円が2倍になると、6,240万円になる……。そうやって計算してみると、とても簡単なことのように見えるが、この「机上の計算」の通りにFIREを実現できる人は果たしてどれだけいるのだろうか。

一刻も早く資金を貯めたい、一刻も早くリタイアしたい、一刻も早く競争社会のラットレースから抜け出したい、一刻も早く楽になりたい、一刻も早く何もしないライフスタイルに移りたい。

一刻も早くFIREを実現したい……。

焦燥感に追われ、夢に追われ、FIREを目指す彼らは今もすがる思いでレバナスをガチホして、転がり落ちていく相場に向き合っているはずだ。レバナスは彼らの夢を満たしてくれるだろうか。

FIREを夢見みているレバナス民よ、健闘を祈る。

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2022年1月配信分
  • 能力のない人間は死ねと言っているような社会で実体経済も金融経済も悪化している(1/30)
  • 今後の数ヶ月、株式市場も実体経済もどんどん悪化するのに何をするというのか?(1/23)
  • 覚悟しろ。コロナ・インフレ・利上げ・株式市場悪化、そして新たな悪材料の登場(1/16)
  • 今年は自爆が多発する年になる? しかし、本当に怖い自爆は日本の社会が生み出す(1/9)
  • 2022年始動。瀬戸際に立つ日本の「危険極まりない情勢」をディープに取り上げたい(1/2)

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2021年12月配信分
  • 2021年最後のメルマガです。私たちの「次の敵」は日本政府なのかもしれません(12/26)
  • パチンコ依存者の話を聞いてノイローゼになりかけた私が株式投資について思うこと(12/19)
  • 悪化する日本の情勢を憂いながら、じっと38,915円87銭という数字を見ている(12/12)
  • 2022年はあまり面白くない年。長期投資に挫折して売り飛ばす人も出てくる年に(12/5)

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2021年11月配信分
  • 這い上がれない若者が自暴自棄となり、使い捨てされた外国人がギャング化する!(11/28)
  • 学歴も職歴も何もない若者の中から金融取引で莫大な富を得る人間が出てくる理由(11/21)
  • どこの馬の骨とも分からない、そこらの野良犬みたいな人間でさえ天才に勝てる(11/14)
  • 10万円を支給してもらっても助かるわけではない。日本に残された時間はわずか(11/7)

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2021年10月配信分
  • 選挙に行っても社会は変わらないので、邪悪な世界が私たちを襲うと思っておけ(10/31)
  • 2020年代は、企業も政府も邪悪な存在となって私たちの前に立ちふさがる時代に(10/24)
  • 世界最悪の高齢化。日本という国家がもはや生き残ることができない10の理由(10/17)
  • 頭が良い人間「だけ」が超絶的に得する今の資本主義社会で生き延びる方法(2)(10/10)
  • もし短期売買に対して夢のようなものを持っているのであれば、どうすべきか?(10/3)

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2021年9月配信分
  • 頭が良い人間「だけ」が超絶的に得する今の資本主義社会で生き延びる方法(1)(9/26)
  • 監視資本主義。今後は悪夢の社会になっていくが、悪夢に投資せざるを得ない現状(9/19)
  • なぜ野良犬の鈴木傾城は、ぶらぶらしながら経済的に困窮しなかったのか(2)(9/12)
  • なぜ野良犬の鈴木傾城は、ぶらぶらしながら経済的に困窮しなかったのか(1)(9/5)

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2021年8月配信分
  • 弱肉強食の資本主義で生き残るために、凄まじく重要なことは実はただ1つだけ(8/29)
  • 「YouTubeに動画もないような人は信用できない」という時代が来たらどうする?(8/22)
  • 生活保護受給者やホームレスになったら夢は追えない。夢ではなく「これ」を追え(8/15)
  • 大量の株式資産を持つ者は、コロナ禍でも自粛でもダメージを受けずに遊んでいる(8/8)
  • 24時間365日ぶっ通しで金融市場を分析しているプロに勝つ理由を知っておけ(8/1)

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2021年7月配信分
  • 私と共に【VTI】を買い続けた人はみんな勝ち組だが、これからはどうなのか?(7/25)
  • この世は資本主義なのに、あなたは「資本主義者」として生きていない衝撃を知れ(7/18)
  • 日本政府は問題解決能力を喪失しているので、いずれ「円」の信頼も消えるのだ(7/11)
  • ジム・ロジャーズが許せない理由。この男が何か言うたびにアメリカに賭けよ(7/4)

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2021年6月配信分
  • 性格占いなんかするな。それより、自分の真の姿をリアルに知る方法がある(6/27)
  • イケダハヤトが「1年で元本が900倍」と大絶賛した翌日、資産価値ゼロに突入(6/20)
  • コロナ禍の後は米中対立が本格化する。どちらに付くのか腹をくくって投資せよ(6/13)
  • あなたは、意味なく資格なんか取っても何の役にも立たないことを早く知るべき(6/6)

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2021年5月配信分
  • 20年間せっせと定期定額積立投資できるなら、バクチしなくても資産は増える(5/30)
  • 「これ」の対応に失敗すると、日本は先進国から脱落し個人は社会的弱者になる(5/23)
  • 3250万円で自分の分身1個が買えるという事実は資本主義の基礎知識である(5/16)
  • 投資は資産を増やすのが目的なのだが、金に飢えた瞬間に成功は遠のいていく(5/9)
  • 結局、3つの僕《しもべ》に命令して資産を増やしている人が勝ち組になっていく(5/2)

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2021年4月配信分
  • M1チップを見よ! Appleはユーザーだけでなく長期投資家にも注目に値する企業(4/25)
  • ハイリスク・ハイリータン。そこに長くいればいるほどハイリスクの毒が回る(4/18)
  • 銀行に100万円定期預金して金利は20円。それでも国民の半分は何とも思っていない(4/11)
  • 誰もが軽視するが大事なこと。「感情のコントロールは利益を生む」という事実(4/4)

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2021年3月配信分
  • 中国なんかどうでもいい。新興国も気にしなくてもいい。アメリカに賭けよ(3/28)
  • 自分に賭けるよりもビッグブラザーに賭ける方が勝てるなら、私は自分に賭けない(3/21)
  • 一生懸命に働いたら報われるという認識は嘘八百だ。それを信じると人生が詰む(3/14)
  • ちっぽけな起業家から、大企業に働いてもらう側に立場をスルリと入れ替える(3/7)

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2021年2月配信分
  • 株式崩壊は、浜矩子みたいな人間が警告しようがしまいが何らかの形で必ず来る(2/28)
  • 株式市場が過去最高の高値圏にまで上昇している。「そろそろか」と思う局面(2/21)
  • 株式を保有している人は、こんな時期に「資産が増えた」など大声で言わない(2/14)
  • 時代は変わっても自分の性格は変わらない。ここを間違えたら一生苦しむ(2/7)

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2021年1月配信分
  • 生き方を変えるなら今しかない。2020年代は「個」で待遇も賃金も変わっていく(1/31)
  • バイデン政権で最も注視すべきなのは国防長官ロイド・オースティンである理由(1/24)
  • 阪神・淡路大震災の教訓。100%来る「次の巨大地震」で投資家がすべきこと(1/17)
  • プラットフォームを掌握する巨大メガテックが自国の大統領をも粉砕する時代(1/10)
  • 働くことは生き甲斐につながるが、必ずしも豊かさにつながるわけではない(1/3)

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2020年12月配信分
  • 2021年は前半は慎重に動いて、後半からどんどん追い込んでいくのが良い理由(12/27)
  • 「弱者の不幸は蜜の味」。災厄はなぜ強者にとってはおいしい局面になるのか(12/20)
  • 今年の冬を経済的に乗り切れない人がどうなるのか、よく見つめておくべきだ(12/13)
  • 「金に興味がない」から、労力を使わないで金を増やす方法を採用している(12/6)

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2020年11月配信分
  • 私たちも、竹中平蔵のように甘い汁を吸わなければ生きていけない世の中なのだ(11/29)
  • 現代社会は「資本主義」ではないということを認識すれば容易に生き残れる(11/22)
  • バイデン政権が甘ければ、中国企業がグローバル化を乗っ取ることもあり得る(11/15)
  • トランプ大統領は終わって、バイデン大統領の時代になる。相場もまた変わる(11/8)
  • 大混乱の中、いよいよ11月がやってきた。今こそ社会の動きに瞠目し決断せよ(11/1)

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2020年10月配信分
  • 起業家にならなくても、孫正義や三木谷浩史や柳井正を利用する生き方もある(10/25)
  • 稼ぐために悪人にならなくてもいい。合法的に金が転がり込んでくる場所がある(10/18)
  • 狂った猿の作り方。徹底的に人間を依存症に追い込むのがパチンコという世界(10/11)
  • もう一度よく考えてみよう。コロナで世の中はまったく違ったものになるのか?(10/4)

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2020年9月配信分
  • 国民に都合の良い政策など実現しない。悪い政策の方が実現する。それが現実(9/27)
  • 起業しないで起業家と同じようなスリルと大きな利益を手に入れる方法がある(9/20)
  • 波乱の相場。これから3ヶ月、何が起こるのか誰にも分からない中で生き残る(9/13)
  • ポートフォリオが自分のリスク許容度に見合っているか点検するのは悪くない(9/9)
  • 「自分はどこまでリスクが取れるか?」で何も持たない人間の運命が変わる(9/6)

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2020年8月配信分
  • 安倍政権を「賞味期限切れ」にしてしまった要因と、アメリカ大統領選挙の行方(8/30)
  • ジョー・バイデンが大統領になる前提で、投資家はすでに新たな動きを起こしている(8/23)
  • コロナによって、超巨大ハイテク企業はより独占的・支配的・持続的になった(8/16)
  • MMT(現代貨幣理論)やベーシックインカムが声高になれば、ここに投資しろ!(8/9)
  • コロナ時代には、政府がばらまく金を投資で自分に引っ張り込むことが重要に(8/2)

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2020年7月配信分
  • 難しい時代は何もしない。バクチ銘柄を扱わない長期投資家は高みの見物でいい(7/26)
  • ジャック・マーも保有株を売り、バフェットも買わず、ゴールドは上がる時代(7/19)
  • 「コロナだろうが何だろうが、しっかり会社を経営しろ」と叫んだら起こる地獄(7/12)
  • コロナによる世界的な混乱で一筋縄ではいかない状況。正解はまだ分からない(7/5)

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2020年6月配信分
  • うまく生きたければ、早く仕事もライフスタイルも投資も非接触系に転換しろ(6/28)
  • 今後、社会・企業・ライフスタイルを「これ」で区分けすべきだと気づいた(6/21)
  • 2020年がバラ色の年であるとは思っていないのに米国株に投資をする3つの理由(6/14)
  • どこの国でも「株式を保有していた人間」が先に助かり、恩恵も大きかった(6/7)

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2020年5月配信分
  • コロナ禍が、また違う「禍(わざわい)」を招き寄せるという現象に注目せよ(5/31)
  • アメリカでは失業者「2500万人」を超える状況になっているのに株価は戻した(5/24)
  • 40年で約3倍の結果として違ってくるというのに、誰も何もしないのが現実の姿(5/17)
  • コロナウイルスによる大恐慌なみの経済ショックで誰がどのように得するのか?(5/10)
  • 今は「生き残る」ことをテーマにしてライフスタイルや投資を組み立てておく(5/3)

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2020年4月配信分
  • 別に世の中を読まないが、それでいて時代が必要とする重要企業も逃さない方法(4/26)
  • 「自分の人生の中で最も最悪な年になる」と自覚してコロナショックを生き残れ(4/19)
  • 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(2)危機が去れば焼け太りする(4/12)
  • 今の相場環境は嫌いではない。低迷が長引くほど保有株を大量に増やせるから(4/5)

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2020年3月配信分
  • 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(1)頭を使わないで平均点を取れ(3/29)
  • コロナショックはいずれは落ち着いて、どんな形にしろ日常は必ず戻ってくる(3/22)
  • 私のやっている投資がコロナショックでの相場大激変でも何の問題もない理由(3/15)
  • ついにやってきた株式市場の暴落と乱高下。この社会情勢で私はどう動くか?(3/8)
  • 新型コロナウイルスで市場が変わった(2)12%の暴落をどのように考えるか?(3/1)

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2020年2月配信分
  • 新型コロナウイルスで市場が変わった(1)日本はもしかしたら見捨てられる?(2/23)
  • 「中国を潰してやる」というのは、アメリカの一貫した方策であることを認識せよ(2/16)
  • 新型コロナウイルスが浮き彫りにしたのは、中国に投資すべきではないということ(2/9)
  • 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(2)(2/2)

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2020年1月配信分
  • 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(1)(1/26)
  • 国民年金だけでは65歳以後は乗り切れないということを早く自覚して行動すべきだ(1/19)
  • 私がやりたいのは「株式市場での火事場泥棒」。社会が混乱している時に盗む(1/12)
  • イランの反米司令官が爆殺されて肉片となったので米国株式を増やすことに決めた(1/5)
  • 【新年特別号】令和すなわち地獄。終わりの始まりを迎えた日本で経済的にサヴァイヴする方法(1/1)

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2019年12月配信分
  • 私が「2020年代が自分の人生で最もキツい年代になる」と覚悟している理由とは?(12/29)
  • 「捨て石」の概念を見直せ。これが前もって成功に辿り着く確率を上げる方法(12/22)
  • 読者のみなさまへ、バックナンバーのご案内(12/17)
  • 2019年の総括と、2020年のこと。相場の動きは読まない。何か起きたら対応する(12/15)
  • 社会が重要な岐路にあるとき、次の方向性を知るためには何を見ればいいのか?(12/12)
  • 日本人は全員で消費税を引き上げた政治家・官僚・財界の馬鹿どもに復讐せよ(12/8)
  • 【まぐまぐ】年賀状キャンペーン期間延長のお知らせ(12/1)
  • 株式の割高・割安を見る3つの指標と、これから起きそうな予兆についての考察(12/1)

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2019年11月配信分
  • 社会は大きな「ゆがみ」を生み出すのだが、それを見つけて埋めるとカネが入る(11/24)
  • 「楽して手っ取り早くカネを増やしたい。思惑が外れたらサヨウナラ」の気持ち(11/17)
  • 鈴木傾城が今の投資について思っていること(2)世界を買うか、米国を買うか?(11/10)
  • 鈴木傾城が今の投資について思っていること(1)相場は上がっているが……(11/3)

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2019年10月配信分
  • 次のリーマンショック級の経済ショックが起きたら、ソフトバンクは死ぬ(10/27)
  • 人生も壮大な賭け。投資から人生まで「賭け方」で知っておくべき4つのタイプ(10/20)
  • 投資の前に貯金や収入を何とかしなければならないのであれば、どうすべきか?(10/13)
  • 「一生現役」は、政府が日本国民を死ぬまで働かせるためのキーワードである(10/6)

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2019年9月配信分
  • 圧倒的な弱者であっても、絶滅するどころかしたたかに生き残っている事実(9/29)
  • 資本主義では資本が生み出す不労所得を手に入れることが最も大きな「旨み」だ(9/22)
  • 今までの資本主義は「株式保有」が生き残るための武器だったが次はなにか?(9/15)
  • 重い借金を抱えて地獄を見て生きている人は、借金のない人が幸せに見える(9/8)
  • 消費税10%を乗り切れ。ダメージを受ける人は、その分をサイドジョブで吸収せよ(9/1)

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2019年8月配信分
  • 下らないマウントが横行するネットの世界で自分のスタイルを守るには?(8/25)
  • 最先端のバイオ・ゲノム企業に投資するのが難しい理由と乗り越える方法(8/18)
  • 中国発の株式市場への巨大な悪影響は、いつか必ず私たちに襲いかかってくる(8/11)
  • 8月1日に巨大損失を被ったのであれば、それは健全な投資をしていない証拠(8/4)

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2019年7月配信分
  • アメリカに投資していないのであれば、本当の意味の恩恵を受けていない(7/28)
  • カネのあるところから無理やり自分にトリクルダウンさせる仕組みがある?(7/21)
  • アメリカの株式市場が史上最高値更新。しかし、有頂天になる局面なのか?(7/14)
  • アーリーリタイアは「夢のまた夢」なのか「何とかできる」ものなのか?(7/7)

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2019年6月配信分
  • 定期定額積立投資しながら暴落待ち。私が次の暴落に投資したいのはこれだ(6/30)
  • 率直に言うと、日本の株式市場に長期投資するというのは人生最悪の選択(6/23)
  • 米中新冷戦は長引くが、これによってアメリカに賭ける戦略は終わるのか?(6/16)
  • 第一線を離れてからも要領良く資産を増や続けるビル・ゲイツを観察せよ(6/9)
  • 起業して10年後に生き残れるのは6%。起業に人生を賭けない生き方も悪くない(6/2)

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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2022年2月25日)。
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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