明日は我が身? 不法移民を検挙できないNYの深刻な社会事情

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つまり、ホワイトの絶対数が減っている、ということです。

異人種間での結婚、交際が増加して、純血コケージョン(白色人種)が減少した、という要因も考えられますが、先のヒスパニック系、そしてアジア系が増加していく中、白人の人口だけが減少しているのだとか。

現在全体の62.5%を占める白人の人口はあと30年もすると、過半数を割ると推測されています。

もちろん絶対数が減ったからといって、彼らの横柄な態度は変わらない(笑)

ただ、選挙の際の有権者のパワーバランスは変わります。

“人種差別”のピラミッドの頂点に位置する彼らの天下(?)が終わる時代も僕たちが生きている間にくるということです。

…と、こんなこと書いてる僕も、カミングアウトすると、白人コンプレックスを持っているのかなぁ、と最近、思うようになりました。当初は自分でも気づいてませんでしたが、最近は認めざるを得ません。

左脳は、そんなことない!と否定しますが、右脳では、やっぱそうかもな…とうなだれています。左脳では、どこかで彼らをバカにして、右脳で、憧れてる。

例えば。

エレベーターに、アジア系やヒスパニック系の女性とふたりっきりになったとき。

たまたま、目が合っただけで、「お!オレに気があるのか?」とバカな勘違いもできますが、それが白人女性だった場合、そのバカな勘違いすら出来ません。目が合った瞬間、「どうせ、猿と思われてるよ…」と思ってしまいます(笑)

うーん、幼少時からハリウッド映画が好きだったせいか。関係ないか。三つ子の魂百まで。こればっかりは治んないです(苦笑)

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 Vol.013より一部抜粋

【Vol.013の目次】
1.最新ニューヨーク事情 第10回 「変わりゆく人種構成」
─ 世界の中心では今何が起っているのか。日々、新しいムーブメントの起こるこの街から、有益な最新情報をお届けします。

2.今日のニューヨーク vol.12 「日本出張 その(9)」
─最前線で日々NYを取材している筆者の感じた、今日の摩天楼、今日出会ったニューヨーカーetc.思うままに綴るコラム。

3.NEW YORK の一枚 Vol.11
─ 弊紙カメラマンが撮った今日のニューヨーク

4.Q&A

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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