【再掲載】ホリエモンが1年前に高城剛との対談で予言していた未来とは?

2015.03.26
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by sakky(まぐまぐ編集部)
 

不安な時代を生き抜く、未来の働き方とは?

高城:働き方? 働かない。働かない(笑)。遊べ!いまこそ!

堀江:働くことについて、僕はよく聞かれるんですけど、世の中の人達は、自分で給料を配給みたいな感じでもらって、会社では「やだ、やだ」って満員電車に揺られて、まだまだみんな働いてるんですよ、毎日ダークスーツを着て。ネクタイを締めて。で、「疲れた疲れた」って言いながら、住宅ローンを払いながら、みんなチクチク働いてるわけですよ。そういうのを見てて、可哀想になってくるわけですよ。それはそれで、彼らの喜びなのかもしれないけど。

高城:やさしいねぇ~(笑)。ホント、君は優しい人だと思うよ。

堀江:糸井重里さんからは、おせっかいって言われましたけどね。「君はホントおせっかいな人だよねー」って言われたんだけど。

高城:堀江君は、やさしい人だよね。

堀江:雇用について、よく言われるわけですよ。僕なんかは、会社を経営していた頃は「IT業界は雇用創出できてない」って言われるわけですよ。確かに、その通りですよ。
高城:その通りだよ(笑)。だってオートメーションに向かってるわけだから、全員クビでしょ。トレーダーもスーパーコンピュータには、勝てないから。

堀江:だから「社会的意義がない」って言われたりするんですけど、それは止められないから。

高城:そういえば、この間デトロイトに行ったの。そしたらデトロイトって、既に市が財政破綻しているわけ。なんで破綻しているかっていうと、理由ははっきりしていて、1つは黒人の暴動があったから。日本から見るとさ、昔はデトロイトはアメ車の中心にあって、そこから日本車に持ってかれたって言うけど、それは一部。黒人の暴動があって、白人が逃げてしまったから、税制が追い付かなくなった。もう1つは、日本に持っていかれたんじゃなくて、オートメーション化が進んで、車を作るのに人がいらなくなったから。無人になったわけだよね。アマゾンの倉庫と一緒で。

世の中は、すでにそっちに向かっているわけ。全部無人に向かってる。だからIT業界が雇用を創出しないどころか、これからあらゆるものが無人に向かう。メルマガ読んでる若い人はわからないかもしれないけど、昔は、駅の改札には全部人がいたわけだよね。でも今はいないじゃん。電話をかければ交換手がいた時代もあったわけだよね。今はいないじゃん。どんどんオートメーションに向かってるわけだよね。

堀江:食糧生産もそうですからね。昔は世の中の90%以上の人が、食料生産に従事しないと、人間は生きていけなかったわけじゃないですか。今は多分、全人口の1%未満で食料作られてますよね。多分。

高城:そうやって作られた食材も、有名な寿司屋でさえ、実はロボットが握り桶みたいなもんで握ってるからね。人がいらなくなっちゃう。だから働き方を考えるんじゃなくて、これからどんどんロボット化している社会で、どう生きていくかってことを考えなきゃいけないんじゃないの。長期的に。

堀江:僕もそう思ってます。電化製品でもそうですよ。いわゆる家電っていうのは10年も20年も持つわけじゃないですか。LED電球になったら、10年以上持つわけじゃないですか。だんだん買い替えしなくてよくなっているわけですよね。僕も車も持たないし、家も持たないし、マンションすら借りてないし。そんな生き方は「それは堀江さんだからできるんでしょ」って凄い言われるんだけど、「そんなことはない」って思うんですよ。タダ同然で住めるシェアハウスもあるし、居候すればタダだし、飯なんか恵んでもらえればいくらでも恵んでくれる人はいるし。

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そういう風に考えていくと、ミニマムな生き方っていうのは、できるわけですよ。それでいてすごく豊かなんで、情報なんか取りたければインターネット上に一生かけても処理できないくらい、たくさんの情報があるわけじゃないですか。みんな知らないのか、知ろうとしないのかわからないけど。ずーっとインターネットを見てたら、日が暮れちゃいますよ。

高城:そりゃそうだよ。日が暮れるっていうか、人生終わっちゃうよね。

堀江:一生終わっちゃいますよ。ネット上にある情報を見るだけで。

高城:みんな情報の奴隷化してるわけだよね。僕ね、今日ずっと「圏外」って言ってるけど、今は機械やロボットと人間が戦ってるわけじゃん。で、この後どうやって生きていくかっていうのは「圏外」に生きるしかない。「圏内」はだって全部ロボットに制御されるから。「圏外」に生きるしかない。

堀江:多くの人たちはそうなのかもしれないですね。僕は、いろんな職業や生き方を創出していけばいいかなって思ったんですよ。例えば、カジノとかでもそうなんだけど、カジノって、ディーラーとやってると面白いじゃないですか。パチンコ屋だと、パチンコのマシンを相手にずっと賭けてんだけど、カジノだとディーラー相手じゃないですか。凄い数のディーラーがいますよね。あれって、人と遊ぶのが楽しいからいるわけで、あれは完全に遊びじゃないですか。

高城:でも、カジノの売り上げの99%がロボットだよ。

堀江:まあスロットですよね。結局そうなんだ。

高城:結局そうだよ。カジノのディーラーは、会場のセットと一緒だから。ヒューマンな感じを出すためにいるのと、ハイローラーのためだけにいるんだから。

堀江:そっか、僕はハイローラーだからそうなのか。

高城:ハイローラーのためだけだよ。ハイローラーを楽しませるためにいるだけなんだ。だから、普通はどんどんロボットとの戦いになる。早めに「圏外」に移って、楽しく暮らして、たまに「圏内」にくると(笑)。

堀江:でも、僕は、オートメーション化で弾かれていく人たちは、どうなってしまうんだろう? と、思ってしまうんですよ。

高城:そういう人も早めに「圏外」に行ったほうがいいよ。早めに「圏外」に行って、おいしいコーヒーを飲んで、バーベキューしたほうがいいんじゃない? 早めに「圏外」をどう確保するかっていうのがいま大切だよね。今だったら安く確保できる。21世紀の黄金って多分「圏外」にいることじゃないから。

堀江:彼らはそうなのかもしれないな。「圏内」で戦える人たちって少ないですもんね。僕なんかは「圏内」で戦えるって思ってるから、どうにでもなるんですけど。「圏外」に行ってもいいし、行かなくてもいいし。

高城:そうそう。だからそうなんだよ。戦える人は別にどっちにいたっていい。

堀江:でも、戦えない人がほとんどですからね。

高城:そう。そういう人は早めに「圏外」に移動し居場所を確保しておかないと。

堀江:でも、彼らは一番「圏外」に行けない人なんですよ。一番最後に取り残される人なんですよ。僕が何を言ったって、絶対に自動車は手放さないし、家も手放さないし、生命保険も手放さないし、もっと言うと家族も手放さないし……そんな好きでもない家族なのに。いや確かに、好きな家族を持っているという人はいると思うんですけど。こういうと酷いと思われちゃうかもしれないけど、家族って僕はストックだと思うんですよね。20世紀型の家族っていうのはストックなわけですよ。みんな資産と思っているかもしれないけど、デッドストックなんですよ。

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