iPhone 6sが発売されたばかりのアップルより、マイクロソフトのWindows10を推しているという高城剛さん。その理由を読者からの聞かれた高城さんが自身のメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』で語っています。
高城さんがWindows10を推す理由とは?
Question
高城さんを師とも教祖とも仰ぐ「白飯大好き五十路MAN」です。
実際は、外食以外は玄米ばかり食べているのですが(笑)。
さて、今回はWindows10について質問したいと思います。
高城さんは最近のメルマガの中で「マイクロソフトはWindows10によって、PC、タブレット、スマホの環境を統合した」といったような趣旨のことをおっしゃっておられました。
なぜ、種類の異なるデジタルデバイスのOSをすべて同じにすることがそれほど重要なのでしょうか?
デバイス間でデータのやり取りが自由にできるという点においては「OSXとiOSを何年も使い回している」アップル製品で、すでに実現されていると思います。
残念ながらマイクロソフト製品はそれができていないどころか製品そのものの魅力が薄いように感じられます。
強いて言えば、人智を超える奇策と戦略でたちまち頭角を現した「豊臣秀吉」がアップルである一方で、安定政権を築いてはいるもののワクワクする大活躍がない「徳川家康」がマイクロソフトであるように思えます。
それでも、高城さんがWindows10を推す理由は何でしょうか? やはりデジタルデバイスの世界でも、最後に「天下統一」を果たすのはマイクロソフトなのでしょうか? 高城さんのご意見をお聞かせ下さい。また、高城さんがお気に入りのWindow10タブレットについての詳細もお聞かせ頂けると幸いです。
高城剛さんの回答
いまやアップルが、「安定政権を築いてはいるもののワクワクする大活躍がない徳川家康」なのではないでしょうかね?
いまは二代将軍「徳川秀忠」の時代なのかもしれません。
もしくは、「豊臣秀吉」がアップルであるならば、もう「大阪の陣」は近いですよね。だから、Windows10に期待するのです。同じアプリケーションが、モバイルからサーバーまでほぼ同一環境で動くのは、開発者にとって魅力です。
DJにとって、Ableton LiveやTraktorが直感的にさわれるタブレットで動くのはひとつの理想なんです。
きっとパワフルなWindows10の8から10インチタブレットの出来が、関ヶ原になるかもしれません。
それまでにアップルが、画期的なタブレット=OX11が動くiPadが作れるかどうかが、天下分け目になると考えています。
また、価格面からWindows10モバイルは魅力的です。米国ならプリペイドWindowsモバイルが4000円で、いまや空港の自動販売機でも販売しています。
もう、スマートフォンを語るのが、馬鹿らしくなるほどです。
今後、期待するサイズ感でいえば、次のデバイスは2センチ×7センチぐらいのスティックでしょうね。ネーミングは、iPhone miniかもしれません。でも時計型ではないのです。
image by: Microsoft
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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