【訪米間近】安倍総理がアメリカを一日で味方にできる議会演説を考えてみた。

 

そして、アメリカにとってはとても「不利」であり、日本にとっては、とても「有利」です。しかし私たちは、「このままアメリカに甘えていてはいけない」と思っています。

つまり、「有事の際には、日本もアメリカを守りたい」と切望しているのです。それで、私は、「集団的自衛権行使」を認め、「安保関連法案」を成立させようと、懸命に働いております。

そのことで、私のことを「軍国主義者」と批判する人がいます。しかし、「日米安保をより強化し、アメリカが日本を守るだけでなく、日本がアメリカを守るようにする」。これのどこが「軍国主義」なのでしょうか?

そう批判する人には、「日米関係を破壊したい」という意図があるに違いありません。私たちは、口先の応援だけではなく、実際にアメリカへのサポートを強化できるよう、真剣な取り組みをつづけています。

アメリカの使命は、「普遍的価値をひろげ世界に繁栄と幸福をもたらすことだ」といいました。そして、「日本の役割」は、「普遍的価値を世界にひろげ、世界に繁栄と幸福をもたらすアメリカを、財政面、安保面で強力に支援することだ」と私は考えているのです。

これで私は、言いたかった三つのことをお話しました。

このスピーチを終えるにあたり、アメリカとアメリカ国民の皆さんに心から感謝申し上げたいと思います。

2011年の3月11日、日本は、空前の巨大地震と津波に襲われました。そして、福島原発事故が起こり、日本はまさに打ちのめされ、立ち上がれない状態にありました。

そんな中、真っ先に応援にかけつけてくれたのが、アメリカの皆さんでした。日本国民は、誰一人としてアメリカ軍による「トモダチ作戦」のことを忘れていません。そして、ずっと以前からすきだったアメリカことが、ますます好きになったのです。私たち日本人は、「アメリカに恩を返そう」という決意しています。

最後に、この場にいる議員の皆さん、そして、全アメリカ国民におぼえておいて欲しい言葉を述べます。

日本は、アメリカの味方です。

いついかなるときも。

アメリカに神の祝福がありますように。

ご清聴感謝申し上げます。>

こんな感じでいかがでしょうか?

「これは使える!」と思われた方。

是非、安倍総理にも教えてあげてください。

(写真:Wikipedia)

『ロシア政治経済ジャーナル』

著者/北野幸伯
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