これまでを振り返って、中断事由がないかを振り返ってみる必要はあります。時効が成立しているようであれば、そもそも支払う必要がなくなります。
時効が成立していない場合は、支払いの必要があります。
ただ、ご質問内容の「弟さんに返済しなければならないのか?」という点に関連して、ご注意点があります。それは、契約の当事者はあくまでご相談者様と親御様である点です。
契約とは無関係の弟さんから返済を迫られたとしても、断ることができます。また、弟さん宛てに返済することも必要ありません。契約当事者である親御様から返済依頼があれば対応を考えられればよいのではないかと思います。
ただし、これまでの回答はあくまで法律上での対応です。
ご家族からお金を借りてご相談者様の生活が助かった面があるというなら、「ありがとう」という思いを込めて、分割でもよいので返済していくのが家族の姿ではないでしょうか(ちなみに、債務の一部を返済した場合、債務の承認となりますので時効は中断します)。
まずは親御様との真摯な話し合いの場が設けられることを期待します。
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