【書評】一生モノのキャリアを目指さない働き方でいいじゃないか

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長寿化が進み、生き方も多様化している昨今、キャリアに対する考え方も柔軟になるべきだと『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』 の著者、土井英司さんは話しています。そこで今回の3分間書評は、8名の執筆陣がキャリアや仕事、人生について語るオムニバス形式の本をご紹介します。

 

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会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』安藤美冬、中村貞裕、山本由樹、ほか・著 SBクリエイティブ

 

こんにちは、土井英司です。

かつてベストセラーになった本で、『プロ論。』というインタビュー集がありました。

※参考:『プロ論。

各業界の第一人者たちを50人集め、それぞれの仕事の哲学心構えを一冊の本にまとめたもので、柳井正さんや糸井重里さん、秋元康さん、和田アキ子さんなどのインタビューが載っている、読み応えのある本でした。

一流のプロフェッショナルの20代を尋ねる、というのは本当に貴重な機会で、若いビジネスパーソンのことを思うと、もっとこういう企画が出てきてしかるべきだと思います。

そこで本日注目したのが、安藤美冬さん(コラムニスト)、山本由樹さん(編集者)らが中心となってまとめた、『会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術』という本です。

全部で8名の執筆陣がオムニバス形式で登場する本で、それぞれがキャリア仕事人生について語っています。

個人的に印象に残ったのは前半の3人、安藤美冬さん、中村貞裕さん、山本由樹さんで、確かに新しい時代のトレンドをとらえている気がしました。

長寿化が進み、人生で二度キャリアを築き、二度結婚するのが当たり前になる時代(独身が増えるため)、キャリアに対する考え方も、もっと柔軟になってしかるべきだと思います。

「キャリア・アップ」から「キャリア・スライディング」へ、「100×100×100」で100万人中1位の存在へ、「100×1のスペシャリスト」ではなく、「1×100のジェネラリスト」などなど、新しいキャリアのヒントが満載の内容です。

さっそく、そのエッセンスを見てみましょう。

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