なぜ愛は3年で冷め、4年目で別れてしまうことが多いのか?

 

ここから、人間のさらなる進化が始まる

では、その進化はどんなものなのか…というと、激しく麻薬のような感情期間が過ぎ去ると、その後に、「愛着という感情がでてくるというのです。

しかも、愛の化学作用に関する研究をしているリーボウィッツ博士によると、PEAに変わる脳内物質もできてくるというのです。

PEAに変わる脳内物質、それは「エンドルフィン」という脳内物質。

このエンドルフィンが脳の特定分野にたまってきて、「愛着」という感情がわき起こってくる、というのです。

そして、PEAなき後に大きな力を発揮するというのです。

このエンドルフィンは、情熱的で激しい感情をもたらすPEAとは違い、心を落ち着かせ、苦痛をやわらげ、不安をしずめる働きがあり、互いに安全、安定、静穏といった気分をわけ合うことができ、恋人、夫婦は、平和な気持ちで語らい、食べて、眠ることができるようになる、つまり、恋愛感情より、落ち着いた関係になっていくというのです。

恋から穏やかな愛へ、という感じでしょうか。

よかった~

愛は終わらないんです、

その先に、穏やかな愛があるのね、

よかった、よかった~

と、手放しで喜びたいところですが、この穏やかな愛は、なかなか簡単にはできてこないのですね。

恋愛感情は、子孫を残すために必要不可欠な情動ですから、自然に湧いてきますが、このエンドルフィンが関与した愛は、互いに努力が必要だというのです。

そうです、PEAなき後のエンドルフィンの愛は、自分たちで作り上げていかねばならないのです。

ことばを変えて言えば、恋愛後の愛はつくりあげていく、ともいえるのです。

日々の中で

お互いに思いやったり

お互いに大切にしあったり、してね。

でも、4年後なんて、とっくに過ぎたよ~

もう何十年もたっているから、遅すぎ~ムリ~

なんて方も多くおられると思いますが、大丈夫ですエンドルフィンは今からでも出てきますから。

エンドルフィンは、先ほども書きましたように、互いに安全、安定、静穏といった気分をわけ合うことができるようにサポートしてくれる脳内物質の一つでもありますから、これがあった方が、相手のためだけでなく、自分のためにもいいのは確かです。

せっかく、パートナーといるのに、イライラしてばかり、怒ってばかり、笑顔なし、会話無し、感心なしでは、長い人生、つまらなくなりますからね。

今からでもエンドルフィンを出してみる努力をしてみるのは、いかがでしょうか(笑)

確かにむずかしいかもしれませんが、もしかしたら、もしかしたら、相手のエンドルフィンを引き出せるかもしれませんよ。

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