【中国】習近平の見栄が中国最悪の大気汚染を招いた

 

習近平が人権派弁護士らを逮捕・拘束するなど、言論弾圧を行っていることは周知のことですが、それでも13億人のすべての人民の口に戸を立てることはできません

習近平の外交がおかしいと感じた人民は、ネットで批判的な文言を次々と書き込み、今やそれが炎上寸前にまでなっている状態です。

「金をばらまくのはもうやめて!」中国で習近平主席の外交に批判の声、国民は我慢の限界―米華字紙

「ばらまくのはもうやめて!!」という悲鳴に近い声がネットで挙がっていることを報じていますが、それも、このように大気汚染問題が深刻で、生命に関わる重大事態なのに、中国は交通規制や休校などの一時しのぎばかりで、根本的な改革を怠っているからです。

煤煙の出ない石炭も売られていますが、貧困層は高くて手をだせません。ここに格差問題があります。電力供給にしても、エネルギーの効率化よりも経済成長を優先してきたために、とにかく大量の石炭を燃やして生産することにばかり力を注いできたという背景があります。

そのため、鉄鋼などは過剰供給となって、世界の鉄鋼市場の価格を暴落させているのです。

さらに、企業も自己利益のことしか考えないため、集塵装置などは取り付けず、規制はあっても役人に賄賂を渡すことで逃れてきました。

さまざまな問題が集約されているのが、この大気汚染問題なのですが、習近平自身も、北京でAPECや国際大会が開かれるようなときには強制的に自動車や工場の操業を停止させて中国の青空を海外に見せるのですが、それが終われば元の木阿弥になってしまうということが続いています。

結局、習近平の大気汚染対策も、外国へのバラマキと同様に、本人の見栄のためにやっているにすぎません。だから人民からの不満の声が高まっているのです。

続きはご登録のうえお楽しみください(初月無料です)

image by: golddc / Shutterstock.com

 

黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』より一部抜粋

著者/黄文雄
台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!
≪無料サンプルはこちら≫

 

print
いま読まれてます

  • 【中国】習近平の見栄が中国最悪の大気汚染を招いた
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け