日本方式の地デジが、世界中の統治者の「人民監視」を可能にする恐怖

 

能天気バグパイパーのカトケンが、地デジの監視機能について感じるには能天気なキッカケがあった。2013年、カトケンは自分が出演しているテレビ番組を録画したとき、デジタル方式で録画せず、放映画面をビデオカメラで撮影する方法で録画した。このようにしないと、著作権保護機能のついた我が家のパソコンではDVDに移すことができないからだ。で、DVDには無事に移せたのだが、これの自分出演部分だけ切り取ってをユーチューブにアップすると、数秒後に「この映像は、テレビ東京が著作権を持っているコンテンツですのでアップできません」という表示が出た

これを体験してから、地デジの全世界把握能力を感じた次第である。アップできなかったことはよいとして、個人のアクションを数秒で把握されてしまうシステム=地デジカトケンの小さな脳みそで考えつくことよりはるかに大きなスケールで、しかも少々の誤差を含めたアナログ判断もした上での正確な把握力をもってる。地上デジタル方式は、人民を監視し把握できる、そういう覚悟をもって今後の21世紀を生きてゆく必要のあることを(画面をカメラで撮影した劣化映像なのに、システムが瞬時に正しい判断をしたこともカトケンは敗北感なのだよ)。

これほどの全人民デジタル監視把握を求めてる国はどこか。まずは米国だろう。そして、中国やロシアだって可能ならやりたいのでは? そこに、日本方式地デジのビッグすぎる世界制覇ビジネスチャンスを感じているのでした。米国方式は、北米大陸のみでしか採用決定されていず、あまりやる気なさそうだ。実は、米国政府は、日本方式を欲しいんでないかい?

もし、米国などの大国が地デジ採用して人民の監視を開始したとしたら、そのデータは、日本の総務省の手にも残るということ? これって、地デジの機材や権利を売ってビジネス的に儲かるよ、というレベルのものでないぞよ。えっ、世界人類の個人情報を持っていても、日本政府じゃ、それを有効に使う脳がないってか。まあ、そういう脳がない国が持ってるのが安心でしょ。え、脳がな
いから危ないって? たしかに、日本のゲーム機が、テロリストの秘密連絡手段に使われたりな時代なわけだし。

image by: Shutterstock

 

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著者/加藤健二郎
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