17歳の分かれ道。なにが少女を「声優」にしたのか?

2015.12.25
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by sakky(まぐまぐ編集部)
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いまや声優といえば、人気職業のひとつとしてあげられるほど市民権を得た職業。アニメーションに声を吹き込むだけでなく、歌唱、ダンス、ルックスなどアイドル的なスキルが求められる時代になっています。

こうした時代の中、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の片桐早苗や、『あにトレ!EX』の樋口えりなどの役を射止めた声優・和氣あず未も、声優として日々奮闘中。

そんな和氣は、これまでに2つのターニングポイントを迎えたと話してくれました。果たしてその2つとは…。

和氣あず未のターニングポイントとは?

ーー子供の頃から声優になりたかったのでしょうか。

和氣あず未(以下・和氣):子供の頃はテニス選手やキャビンアテンダント、ペットショップの店長など、いろんなものになりたかったんです。声優を志したのは、中学3年生の頃にアニメを見始めたのがきっかけですね。最初はアニメーターにもなりたいと思ったんですが、高校生の時に声優さんたちが実際にアフレコしている映像を見て、こんなに真剣で、かっこいい世界があるんだ、と思い声優を志しました。

ーーそこからどういう活動を経て、声優になったのでしょうか。

和氣:夢が決まって、そこから東京アニメ・声優専門学校に入学しました。学校では、実際にアニメに出演されているプロの声優さんたちが先生だったので、現場の生の声を聞くことができたのは嬉しかったです。そして声の演技だけでなく、身体を使った舞台などの演技の勉強もたくさんしました。また、学校のプロジェクトで在学中からプロの現場に出られたのも大きかったですね。

ーーそのプロジェクトとはなんだったのでしょうか。

和氣:文化放送の「野中藍・石川由依のラジオ Operating System」という番組のアシスタントです。学校でオーディションがあって、そこで選んでもらいました。

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ーーそのラジオが1つ目のターニングポイントだったんですね。2つ目はなんだったのでしょうか。

和氣:『アイドルマスター シンデレラガールズ』のオーディションに受かったことですね。事務所に所属することが決まって最初に受けたオーディションだったんですけど、まさか受かるとは…って感じでした。

決まってからは、夢かな、ってくらい充実しています。役が決まった最初の作品で、どうしていいかわからない状態でのARやゲーム収録でしたが、キャスト・スタッフの皆さんが優しくて、恵まれた環境でお仕事をすることができました。

ーー今現在、どんな練習をしているのでしょうか。

和氣:『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『アニトレ!』では、実際にライブがあるので、作品ごとに歌唱とダンスのレッスンがあります。ただ、専門学校でもダンスやヴォーカルのレッスンをしていたので戸惑うことなく入れました。とは言ってもプロのレベルの練習は厳しいので、自宅に帰ってからも練習しています。

ーー授業やプロジェクトで経験していたからこそスムーズに仕事に入れたということなんですね。そしてこれからどういう声優になっていきたいですか。

和氣:現在は幼いキャラクター、元気で明るいキャラクターなどが多いので、成長できたらお姉さん系とかミステリアスなキャラクターなど、演じたことのないようなキャラクターを演じたい。そして観ていてくれる人、聞いてくれる人にとって身近な存在に感じていただけるような声優になりたいです。

ーー本日はありがとうございました。

グランプリを取れた要因はダンス?

続いて、声優事務所「81プロデュース」が主催した、新人声優発掘オーディション「81オーディション」にてグランプリを受賞した、声優の卵であり、学生の新津実稀奈さんにも、ターニングポイントを聞いてきました。

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ーー声優を志したきっかけはなんだったのでしょうか。

新津実稀奈さん(以下・新津):中学校の時に『涼宮ハルヒの憂鬱』を見て興味を持ち始めました。そして高校生の時に進路を考えたとき「やっぱり声優がやりたい」と決心して、東京アニメ・声優専門学校に入学しました。

ーー専門学校ではどんなことを学んでいるのでしょうか。

新津:アニメなどのアフレコ中心ではなく、演技の練習ばっかりしています。最初はなんで声優なのに演技の勉強ばかりなんだろうと思いましたが、身体全体を使った演技を勉強したことで、役に対しての理解力、セリフに対しての読解力が大切だということを体験できました。

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もちろん声についての勉強もします。例えば“は行”では、普通に読むと空気がマイクに入りすぎてしまうことを知ったので、意識して空気をださないように発音する練習。そしてナレーションでは、キレイに読むという大前提の中にどう個性を入れていくかなどを学んでいます。

ーー新津さんのターニングポイントはどこになりますか。

新津:「81プロデュース」のオーディション最終審査で、歌唱審査の時に歌いながらダンスを踊ったことですかね。それがグランプリを獲れた要因のひとつなんじゃないかと思います。

ーーダンスも審査に入っていたんですか。

新津:入っていません。どうしても負けたくなかったのと、審査員の方の印象に残るよう踊っちゃいました。学校でダンスの授業がありましたが、自信があるというわけではなかったので緊張しました。

ーーその度胸、凄いですね。そういったセルフプロデュースは学校で学ぶのでしょうか。

新津:周りとの違いを生み出さないとということには、学校のオーディションで気付きました。東京アニメ・声優専門学校では、声優学科だけでなく、アニメーターや音響などアニメ制作を学ぶ学科もあるんです。そこで作られた作品の声優は、声優学科からオーディションで選ばれるんですが、ライバルがたくさんいるので、普通に演じたのでは選ばれづらい。違うアプローチをしたりといった他者との違いを生み出さないといけないということを学びました。

ーーこれからどういう声優さんになりたいですか。

新津:うるさい人って言われるので、元気な役をやりたい。そして聞いている人に、「この演技、いいな」って思ってもらえるような演技をしたいです。

声優、俳優として長く活躍するために

昨今の声優のアイドル化で、若く可愛い声優たちが数多くデビューしていますが、この2人は長く活躍するために、俳優と同様に演技の基礎をしっかり学んでいました。声優としての土台となる演技を東京アニメ・声優専門学校で学んでいたからこそ、オーディションに勝ち抜き、グランプリに選ばれたということでしょう。

また、ライバルに勝ち抜くためにどう工夫したら良いかという、仕事をする上で重要な意識を、学内でのオーディションで培えるというのも専門学校ならでは。

プロが現場で学んだ、感じた生の意見を聞けて、それをフィードバックできる。そして同年代の同じ志を持った仲間と競い合い、そして得られる気づき。そうした環境が得られるからこそ、専門学校に通う意義があるのではないでしょうか。

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