今年の不幸、今年のうちに。不幸を来年に引きずらない超簡単な裏ワザ

 

まずは今年起こった不幸なイベントをひとつずつ思い出しましょう。

彼女にフラれた
お金を落としてしまった
会社をクビになった
車で事故ってしまった

なんでもいいんですが、ひとつ思い出したら、そのときの情景をリアルに思い出し、感情が昂ぶってきたら、

そのイベントに対して感謝を捧げる

のです。具体的には、「○○な出来事があってよかったなぁ~」と呟くのです。感情がそれに伴わなくても構いません。大根役者がセリフを棒読みする感じで構わないので、ちゃんと声に出してこれを言うのです。以上!

といっても納得しないでしょうから論理的な背景を説明しましょう。

あのね、あなたにとっての不幸な出来事、イベントというのは、時間軸で言えば「過去の話」なんです。その過去をチャラにするには、過去の世界の言葉でよきモノに転化して括る必要があるんです。それが感謝なのです。感謝もまた過去の出来事やイベントに対して発するコトバですよね。感謝とは、未来を創造するのではなく、過去を清算するコトバなんです。

さらにこのコトバは、過去をポジティブに色づけして清算してくれるのです。ですから、過去の不幸なイベントに対して感謝を捧げると、過去の不幸なイベントがその場でポジティブなものに転化して、その状態で封を閉じることができるんです。つまり、その結果、この不幸なイベントが未来に影響を及ぼすことができなくなってしまうんです。

不幸って、ムカつくイベントをムカついた状態で維持して、これを反芻して、未来にコピーするからさらなる不幸がやって来るんです。これ全部自分がやってるんですよ。

「あの野郎ムカつく!」というセリフの前に往々にして存在するのが、「あの野郎ムカついた!」という過去形での表現で、これに現在形の「ムカつく」が加わると、ここで時間軸が動いてしまうんです。過去があって、現在がある、この2点が線で繋がると自動的に、その延長線上の未来が作られちゃうんです。ではその未来はどんな形になるかというと、過去もムカつく、現在もムカついているのであれば、当然その延長線上にあるのは、ムカつくであろう未来しかないじゃありませんか。

だからこそ、こういう不幸な、ムカつくイベントは未来に線を繋げないように、封を閉じて消滅させる必要があるんです。

このワザを使って、過去の状態のまま現在にも持ってこないで、感謝というラベルを貼って消滅させる、そうすると過去にも現在にも不幸は存在しないことになりますから、未来で不幸が生まれにくくなるんです。逆に、感謝を現在もできるのであれば、過去も感謝、現在も感謝という線を作れますから、これは未来に起こるのは感謝すべきサムシングになってしまうんですね。

これが「災い転じて福と為す」のワザなのです。

 image by: Shutterstock

 

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著者/佐藤しょ~おん
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