オルフィックなどのハイブリッドなスニーカーはもちろん…
※参考商品「ナイキ インターナショナリスト フリース」
※参考商品「ナイキ ローシ LD-1000」
こういった配色や切り替えを抑えたシンプルスニーカーがトレンドとなっていくはずです。
またこういったスニーカーであれば、カジュアルに寄りすぎることなくドレスライクな印象を損なうことなく合わせることができるので「ドレスとカジュアルのバランス」的にも使いまわしやすいアイテムです(もちろん派手なスニーカーがNGになる、というわけではありませんが)。
組み合わせと注意点
スニーカーに関してはとてもシンプルです。スニーカー、革靴、ブーツの中ではとりわけカジュアルなアイテムですからなるべくドレスライクなスタイルに当てはめるのが吉です。
2016年春夏各ブランドを見ても、スラックスにスニーカーを使ったスタイルが多く見られました。慣れないうちは「スラックスを穿いたら足元はスニーカー」と組み合わせを固定して考えてもよいくらいです。
スラックスに革靴を合わせてしまうとどうしても「ドレス感」が強くなります。「キメすぎ」な印象が出てしまい「キザ」「格好付けすぎ」「安っぽい」といった印象も与えてしまうでしょう。
もちろん合わせ方次第ではいくらでも対応可能ですが(革靴の欄で後述)、はじめは「スラックスにはスニーカー」と考えてもよいでしょうね。
他デニムとスニーカーを合わせた場合などは下半身がかなりカジュアルになっている状態ですから、上半身をジャケットやシャツやニットなど「スーツの印象があるドレスアイテム」を用いるとバランスよく整います。
この時期ならロングコートスタイルなどですね。着丈の長いアウターは礼服などに代表されるように「ドレス」感の強いもの。ロングコートなどにはスニーカーを合わせるのがテッパンです。
カジュアルなMA1などに合わせる際には「上下黒、インナーを白」などの配色をスーツライクにすることでスニーカーを用いてもカジュアルになりすぎず整えることができます。
1.デザイン
2.シルエット
3.カラー(素材)
以上の3要素の中で考えると分かりやすいはずです。
「デザイン」が少しカジュアルに寄りすぎたなと感じたら、スーツの配色であるモノトーンで「カラー」をドレスに寄せればよいですし,もしくは「シルエット」をスーツのように上下細く整えてもよいでしょう。
いずれにせよ、スニーカーでカジュアルに寄せたぶんをどこかの要素でドレスに寄せなければバランスが取れないわけですが、2016年の流行としては「派手なスニーカーで大胆にカジュアル化」よりも「シンプルなデザインの大人っぽいスニーカーでゆるくカジュアル化」するほうが主流となるでしょう。