「東京の都心部でゆっくり天然温泉に入りたい!」という無茶なワガママも、元旅行雑誌編集長のメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』におまかせ下さい。今回は東京駅にも近い「八丁堀」の、天然温泉があるビジネスホテルをご紹介します。「え? こんなところに、こんないいホテルが!?」と、思わず目を丸くすること請け合いです。
お気楽ビジネス温泉ひとり旅
この連載、不定期と謳ってはいるのだが、案外評判がいいようだ。
さすがに3週連続で休むのはどうも、ということで、
僕は、
大浴場付きホテルというのはたくさんあるのだけれど。
都内のほかのドーミーインも、天然温泉ではない。
東京出張族にとって、この「八丁堀」
出張の拠点になりがちな駅の前にあるというわけではない。
だが、東京駅から電車で2分だし、
日本橋や築地などにも近く、最寄りの日比谷線八丁堀駅(
神田などのホテルの方が便利なのだろうが、温泉にこだわる、
ここに泊まるのは初めてである。 当たり前である。 自宅まで1時間で帰ってこられるのに泊まることはないからだ。
泊まった部屋は喫煙のダブルをシングルユース。 公式HPでは8月はたったの1室しか空いておらず、なんとか滑り込んだ感じである。
今回は公式HPから予約したのだが、
夏休みということでほぼ満室状態のようだが、
喫煙室を選んだせいで、部屋は最上階の12階。3階から11階まではすべて禁煙室となっている。
この部屋だけなのかどうかは不明だが、客室が少し面白い造りで、
むろん、全室フリーWi-Fiで、
(客室の写真をいくつか並べてみた)
あと、今回のプランには無料でついている、
(その名も「ご麺なさい」という。 つい最近商品化されたそうだ)
ドーミーイン名物の夜泣きラーメン(21時30分~
このカップ麺の味のレポートについては、別の機会にしよう。
最大の魅力である天然温泉大浴場は、
内風呂のほかサウナや露天風呂、源泉の水風呂がそろっており、
内風呂が天然温泉で、泉質はナトリウム・
湯口の湯を舐めると弱塩味、ほとんど無臭、
残留塩素濃度を測ると、なんとゼロ。 確かに塩素臭もほとんど感じない。
浴感はややキシキシとした感じで、
個人的に最高なのが「源泉の水風呂」である。「の」が入るところがミソで、湯温が浴槽で27度になっていた。 源泉温度からすると、何らかの加温をしているようだが、これが最高。 気持ちよすぎて風呂から出られない。
浴槽はひとり入ればいっぱいの大きさである。
大浴場は一晩中いつでも入れるので、
ちなみに水風呂の残留塩素は0.5くらい。 露天風呂の方は5くらいの濃いピンクに試薬が染まって、入るのをやめた。 でも、露天風呂の方が人気があるんだよねえ。
しかし、内湯と水風呂で大いに満足し、
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