日本が善意だけで移民を受け入れると大変なことになるこれだけの理由

2016.02.25
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by yomeronpou
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今や景気が良いのは観光業界のみと言われているくらい、観光地には外国人が溢れ、民泊で一儲けしようと家を改装する人たちも出て来ています。そんな外国人を身近に感じている現在の日本ですが、難民の受け入れとなると全く話が変わってくるようです。メルマガ『経営者のためのニュースレター』の著者、手島佑郎さんは「難民救済に反対ではない」と前置きした上で、慎重に検討しないとドイツのように国民も移民も不幸になる最悪の結末を迎える、と警鐘を鳴らしています。

そろそろ日本も考えねばならない難民受け入れ

中東に端を発した大量の人間の移動は、今年も終わりそうにない。既に100万人以上もの移民が流入してしまったドイツや、フランス、スウェーデンでは嫌でも流入する異民族の現実を受け入れざるを得なくなっている。

これは絵空事ではない。好まなくても、目の前に降って湧いたような現実なのである。日本は難民の受け入れに消極的だという批判の声がある。だからといって、難民受け入れの舵を急速に右から左に切ってよいわけではない。これは、難民が可哀想だから受け入れろという同情論以前の問題である。しかし、そろそろ日本も真正面から難民受け入れ問題を考えなければならない時期にさしかかっている。受け入れるにせよ、受け入れないにせよ、一度真剣にその是非や可否について検討しておく必要がある。

第1の壁

そもそも異民族と大量に隣り合って暮らした経験が日本人は無い。一人、二人、西欧の白人が隣に住む分は、まあ対応できるだろう。だが、数十人、数百人、数千人が突然となりに住み始めるとどうなるか?

まず食物と調理が違う生活臭が違う。そのことを実際に受け入れられるか?

これを端的に体験できるのは、国際線の飛行機の中だ。

アメリカン航空の機内に入るとアメリカ独特のバターの匂いがしてくる。大韓航空だとキムチの匂いが染み付いている。日本人の乗客は気付かないが、日本航空だと醤油や味噌の匂いがしみ込んでいる。そして無意識でホッとする。パキスタン航空やインド航空だと、強烈なスパイスが鼻につく。そして日本人の私は、慣れない体臭に包まれて、落ち着かなくなる。それに慣れるまでは、気が遠くなりそうであった。

行き詰まりかけている流民受け入れ

難民受け入れに積極的であった北欧やドイツ、フランス、イギリスなどでも、結局のところ、中東系流入民はその土地の市民とは同化できない。そればかりか、シリア系、イラク系、アフリカ系と流入民ごとに分離する。しかも、それぞれが独自のイスラム法解釈による排他的地区を形成してしまう。

彼らは自分たちが占拠した地区を「イスラム・フリー・ゾーン」と呼ぶ。

最初の頃は、「難民歓迎!」と言っていた。ドイツでは、2014年に全国40ヶ所の流民収容施設を作ったが、予想を遥かに超える大量流入した。そのため、昨年度末では、ドイツ全土で新たにその3倍に収容施設が開設した。それでも応じきれない。その為に、学校の体育館なども彼らの宿舎として開放している。

そうなると、劣悪な住環境であるために、流民たちの不満が高まる。いや、そればかりではない。体育館が使用出来ないために、市民や生徒たちの不満も尋常でなくなっている。学校の敷地内の治安も極端に悪化している。

収容する側と、収容される側

こういう流民収容施設不足を解消する手段として、ドイツ政府は昨年12月18日、ドイツ西部の保養地シュライデンの小高い丘の上に立っている立派な建物、元・ナチス幹部学校を流民収容のためへの転用を決定した。そこは、かつてヒトラーの命令で、アーリア人種優越思想教育をしていた場所である。温泉や古城もある風光明媚な峡谷の施設である。そこでは、ユダヤ人、ジプシー、その他の非アーリア人を見下す洗脳講義が展開されていた。そういう場所であったことを知ってであれ、知らずにであれ、いったいどのような思いで流民たちはそこで生活再建の方策を探るのであろうか?

人里離れた山奥であるから、保養には適しているが、難民は町が恋しくて施設を脱走するのではないか?

もちろんその施設だけでは到底足りない。ベルリン郊外のテムペルホフ飛行場も流民用宿舎として充当している。ここは、かつて東西冷戦時代に東ドイツの秘密機察が西側の電話を盗聴していた基地であったために、たくさんの小部屋が設置されている。ここに収容される流民には、他に例をみないプライバシーが、確保される。

いったん国家が流民の受け入れを表明すると、たちまち、こうした現実と対処せざるを得なくなるのである。

自分のほうから志願して中東やアフリカなどの難民支援に出かけるのは、個人の好き勝手である。だが、難民が流入するのを受け入れることは、同情心だけでは解決できない様々の問題を抱え込むことに発展する。その点を、今のうちに日本国民ならびに政府に警告しておきたい。

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