アメリカで成功した寿司職人「マサ」とは?

 

苦労を重ねて、今やアメリカの日本食界のトップに上りつめた高山さん

先にあげた日本人シェフ3名に共通しているのは「値段が高い」ことで、友人がランチでロサンジェルス(L.A.)にあるノブ松久さんのレストランに行ったところ、1人50ドル(約6000円)だったそうです。

その友人は「ランチで良かった〜!」と言っていました。ランチは約50ドルですが、夜はお酒を飲むと200ドルはいくらしいです。

でも、日本人シェフがアメリカで成功した話を聞くと本当嬉しいですよね。

L.A.ではまだまだたくさん日本人が経営する寿司レストランがありますが、アメリカ全土を見ると日本人の経営する寿司屋は3割にも満たないそうです(25%だともいわれています)。

他の75%はもちろん韓国系、中国系の人たちが日本人のフリをして経営しています。

一度、L.A.郊外でお客さんを連れて知らない寿司屋に入ったら「イラッシャイ!」と少し変なアクセントの日本語で言われて、寿司カウンターに座ったら最初のお通しみたいなものにキムチが出てきてビックリしたことがあります。

一緒にきたお客さんに「帰りましょうか?」と聞いたら「これも経験だから食べて見たい」と言われて、そのままそこでご飯を食べましたが、寿司飯ではなく普通のご飯の上に刺身が乗っかっているような寿司が出てきてまたビックリしました。

「寿司」という看板を使うならせめて「酢飯を使え!」と思いながら、さすがに1貫だけでは失礼だと思い、3貫程食べてでてきました(ちなみに、のちにこの店を調べたら、閉店してしまったようです)。

私の場合、大事なお客さんが日本から来た時はダウンタウンのL.A.外れにあるしぶ長」(Shibucho)に連れて行きます。

そこの寿司屋はL.A.でも老舗で、もう30年以上経営しています。

銀座の有名店で修業をした人が握っているので、味にうるさい日本の経営者の方たちでも全員ここはウマイ!と太鼓判を押してもらっています。

反対に、「松久」などの寿司レストランは美味しいのですが、あまりにもアメリカ人の味覚を意識しているので日本人にはキツイそうです。

しかもこの「しぶ長」は値段も良心的で1人100ドル前後で済むので安心です。

ただ場所の治安が少し悪い地域なのでそこだけがネックでした。

Image by: shutterstock

 

USBIZNEWS
著者/David 
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