AIIB進撃の中国に、アメリカが宿敵・ロシアと和解する可能性が浮上

 

4番目、この記事では触れられていませんが、ロシアのニュースで言っていました。

ケリーは、『クリミア』について一度も触れなかった

これは、要するに、「クリミアはロシア領と認めないけど、黙認ということで『手打ち』にしたい」ということではないでしょうか?

いずれにしても、「AIIB事件」でアメリカは、「主敵は中国だ!」ということを、ようやく認識したのだと思います。

アメリカはこれまで、三つの地域で問題を抱えていました。つまり、

・中東
・ウクライナーロシア
・東シナ海、南シナ海ー中国

中東に関して、アメリカはイランとの和解に動き、イスラエルが怒っている。そして、ウクライナを見捨ててロシアとの和解に動き始めた。

これは、三つの戦線のうち二つをしめて、「中国との戦いに集中する」という意志の現れでしょう。

これは、私たちが12年前に描いた「日本必勝スキーム」への第1歩なのでしょうか?

まだ流動的ではありますが、期待したいと思います。

image by:Wikimedia Commons

『ロシア政治経済ジャーナル』
著者/北野幸伯
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