中国公船がまた体当たり。高速鉄道でも騙されたインドネシアが大激怒

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高速鉄道建設の受注をめぐり、中国の札束外交に屈し土壇場で日本を蹴って中国案を選択したインドネシア。ところが中国はそんな「お客さま」のはずのインドネシアの巡視船に公船で体当たりするなど、相変わらず理解に苦しむ蛮行に出ています。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、このような中国の行動を「札びらで頬を叩きながら相手国の領土を侵略するという中国古来のやり口」とした上で、日本も拿捕した中国漁船の爆破や撃沈くらいはすべきではないかと主張しています。

【中国】爆発するインドネシアの中国不信

違法操業の中国漁船を曳航中、中国公船が体当たりで奪取 インドネシア抗議

インドネシアは元来、南シナ海において中国とは島嶼の領有権問題がないため、この問題については中立的立場ですが、一方で、中国は「九段線」という南シナ海のほぼ全域を覆う9つの破線の内側を中国の管轄権が及ぶ範囲としており、その一部がインドネシアの排他的経済水域(EEZ)と重なっており、これまでインドネシアはこのEEZ内での中国漁船による不法操業に悩まされていました。

3月19日、このEEZ内で違法操業をしていた中国漁船をインドネシア水産省の監視船が拿捕し、捜査のために自国領海へと曳航していましたが、これに対し、20日未明に中国の監視船から体当たりを受け、さらにもう1隻の中国公船によって漁船を奪い取られたという事件が起こりました。

インドネシア側は中国に抗議するとともに漁船の引き渡しを求めましたが、在インドネシアの中国大使館は、現場は中国の伝統的な漁場であり、「操業中に武装したインドネシア船に追い回された」と、まるで自分たちが被害者であるかのようなコメントです。

中国の密漁船はインドネシアの漁船に比べて大型で、しかも沖合の底引き網漁によって魚を根こそぎさらっていってしまうために、ここ2年ほどでインドネシア漁民の漁獲量は激減し、収入はかつての6分の1にまで減ってしまったという話もあるほどです。

インドネシア 高まる中国への警戒感

中国側は自国管轄領域だと主張する根拠となっている「九段線」ですが、これはもともと大陸にいた中華民国が1947年に引いた十一段線が下敷きになっています。その後、国共内戦によって中華民国は台湾へと逃れ、新たに大陸で成立した中華人民共和国は、1953年にこの「十一段線」の一部を変更して、「九段線」へと書き直しました。

そして近年、漁場や石油、天然ガスなどの資源や、南シナ海の島嶼の領有権問題をめぐって、中国の同地域への侵略姿勢が強まり、ベトナムやフィリピンといった周辺国との紛争が拡大してきていることは周知の事実です。

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