病気等で糖質の摂取を制限されている人以外、糖質を完全に食べないことはお勧めできません。ただ、糖質の量を少し減らしたり、食べ方に工夫をするだけでいいのです。それだけで、体に負担をかけずに体型を変えることができます。
ぜひ、小さめのおにぎりを作ってください。おにぎりには血糖値を上げにくくする工夫が詰まっています。おにぎりはアツアツのごはんを握ってつくるもので、食べるときには冷めていますね。冷めると、ごはんの中のでんぷんはレジスタントスターチとよばれるものに変わります。
レジスタントスターチはでんぷんと違い、小腸で吸収されにくくなるのです。つまり、食べても脂肪になりにくくなります。さらに大腸では便に水分を与えるので、便秘解消につながります。さらに、腸の中で善玉菌の餌になります。おにぎりの中に、漬物のような乳酸菌を含んだ発酵食品を入れればさらに腸内環境が良くなりますし、免疫力が向上します。
さらにもう一工夫。オメガ3脂肪酸を含んだものをおにぎりに混ぜましょう。青魚の缶詰をごはんに混ぜ入れるもよし、荏胡麻油を混ぜても結構です。今、オイルおにぎりって流行っていますよね。オメガ3脂肪酸は、空腹を抑えて満腹感を高めます。また、脂肪燃焼を助ける効果があるのでお勧めです。
ただし、これからの時期は素手で握るとごはんが傷みやすくなります。ラップにごはんを包んでから、おにぎりをつくってくださいね。
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ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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