日本に間もなく上陸か?世界で話題の相乗りサービス「UberPool」とは

2016.06.06
by yomeronpou
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映画や漫画で未来の世界を表現するとき、必ず出て来るのが「空飛ぶ車」。でも近い未来、当たり前になりそうな「移動手段」は意外と現実的、悪く言えばちょっと夢の無いものになりそうです。メルマガ『IT業界人のための「ビジネス・トレンド・ウイークリー」』では、今世界中で注目を集めている新サービスを紹介しています。

Uberの相乗りサービス”UberPool”:環境にもやさしい?

スマートフォンでタクシーを手配できるシェアリング・エコノミー最右翼のUber Techonlogyですが、既存秩序の破壊者でもあることから各国でタクシー事業者等との軋轢が生じています。そのUberが2014年より推進している相乗りサービスUberpoolは、利用が広まれば走行車両総台数の減少につながる可能性もあり、「排気ガスの削減」「交通渋滞の緩和」「環境保護」など、社会問題の解消に貢献できるとの視点から注目されています。

Uberのサービス

2009年に創業、スマートフォンから手軽にタクシーやハイヤーを手配できるUber Technologyは、現在50カ国300以上の都市で事業を展開している。スマホのGPS機能を活用し、利用者と空車の位置情報から最適な組み合わせを即座にマッチングする。2015年には、グローバルで料金100億ドル分に相当する配車を行ったと推計されており、宿泊手配のAirbnbとともにシェアリングエコノミーの成功事例と認識されている。

米国をはじめほとんどの国では、タクシー/ハイヤーだけでなく、自家用車も営業可能で、料金は平均してタクシーよりも40%程度安い。当然既存のタクシー業界とは軋轢が生じており、訴訟が起こされたり、サービスを中止した国/都市もある。日本では2013年から東京でサービスが開始されたが、自家用車での営業(=白タク)は認められないため、タクシー会社の車両を使ったサービスだけが提供されている。

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