だから出世しない。正義を振りかざすヤツにロクなのがいない理由

 

残念ながらこれは日本の女性に多いんですが(だから日本では女性の管理職が少ないんだと思うんですけどね)、自己の信念に於ける正義を自分の感情の拠り所にする人とは仕事がやりづらいですよ。そういう人って判断基準が正義に振り回された自分の感情なんですから。そうなると論理的、客観的、建設的に議論や説得が出来なくなるんです。「だって私はこう感じるんだもん(おまけにそれこそが正義だし!)」って主張を振り回されたら議論にならないでしょ。

特にお客さんに接する部署で、感情が豊かで、どちらかというとお客さん寄りにポジションをとってしまう人は、お客さんの代弁者である自分こそが正義で、ここからは一歩たりとも引いてはいけないんだと固く信じている人がいて、そういう人をマネージャーにしちゃうと会社の上層部は苦労するんです。そういう人って会社の意向とか、戦略、政策よりもお客さんの感情の方が優先で、どこかで折り合いを付けるという感覚がほとんど無いんですから。

こういう人が主婦になって家庭を預かると、家の中がギスギスするんです。会社にいても困ったチャンですが、家庭に入っても困ったチャンなんですね。

こういう人に育つ萌芽は学生時代から20代前半にあるんです。その頃にどれだけ多様な社会を見つめるか、その上で歴史を学ぶという経験が、こういう隘路に入ることを防いでくれるんです。

ですから、会社の若手には意識してそういう教育をした方が良いと思いますよ。あ、もちろん学生時代から家庭内でそういうテーマで話をするのが一番ですけどね。

image by: Shutterstock

 

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
高卒、派遣社員という負け組から、外資系IT企業の部長になった男の、成功法則を全て無料で公開。誰にでも、どんな状況、状態からでも自分の力で人生を変えるための情報と知性を発信する。
<<登録はこちら>>

print
いま読まれてます

  • だから出世しない。正義を振りかざすヤツにロクなのがいない理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け