なぜ、ギャンブル依存症で身を滅ぼすのは「男」ばかりなのか?

 

なぜ、自分をコントロール出来なくなってしまうのか? その2

それは、男性を男性たらしめているホルモン「テストステロン」です。

「テストステロン」については何度か書いていますので、詳細は省きますが、以下のようなことが起こっていると推測されています。

男性は、太古の時代から獲物をとり、家族を危険から守るために、他の民族や敵と戦ってきた。そのために、男性には、男性ホルモンの「テストステロン」が活発に働き、攻撃性がプロミングされるようになった(詳細はメルマガ第74号、75号にまとめてあります)。時がたち現代では、このような狩りや戦いは少なくなった。しかしながらこの攻撃性はまだまだ残っている

そしてこの「攻撃性を出せるものの一つがギャンブル、というわけです(その他、スポーツ、ケンカ、犯罪などもあります)。もう少しいえば、獲物を取るためのスリル、リスク、緊張感、興奮、一発で仕留める快感、やった感がギャンブルにはあるというわけです。これが、さきほどの報酬系ドーパミンを刺激し増加させることにつながっているようなのです。

さらに、男性はシステム化するのが女性より得意な脳といわれています。

ギャンブルも研究したり、勉強したりして、なんとかシステム化して「勝ちたい」、ギャンブルを征服したいなどという思いもあるようです。

そのため、男性誌、男性向け新聞などには、ギャンブル「必勝法」などという記事も多く見かけます。

そしてさらに、もう一つ男性特有の事情があるようです。

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