暑い日はエアコンでガンガンに冷やした部屋で冷たい飲み物をいただくのが最高…などと思っているそこのご貴兄。もしかしたらあなたの身体の内部は冷えきって、不調の芽が出かけているかもしれません。無料メルマガ『一石三鳥健康メルマガ』では、体の冷えからくると思われる体調不良をピタっと治したという、ちょっと凄い「生姜パワー」を紹介しています。
生姜 ~中医学編~
お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたか。私はちょっと夏バテ気味です。旦那は、だるくてだるくて仕方がないようです。風邪をひいたのか、旦那がケホケホと咳をし始めたので、とんでもない量の生姜を摂取することができる中華デザートを作ったところ、ぴたっと咳が止まりました。改めて、生姜の咳止め効果を実感いたしました。
中国語で生姜は姜(ジャン)といいます。前回のメルマガ「がんに動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞にも?男こそ食べたほうがいい生姜」で、生姜は、加熱したものと生のものでは効能が違うというお話をしました。覚えていらっしゃいますか。覚えてないですよね。私は、昨日の夕食すら覚えてません。
話がずれました。生姜の生のものかそうでないかを、中医学では明確に区別しています。水分が抜けたものは「干」という字を使って干姜、新鮮なものは生姜といいます。中医学に関係なく食材としてレシピに記入するときは、姜と書くようです。中医学の分類において、生姜と干姜の効能の違いを見てみましょう。
生姜
- 性味:辛、微温
- 帰経:肺、脾
- 効能:発汗解表、温中止吐、温肺止咳
干姜
- 性味:辛、熱
- 帰経:脾、胃、心、肺
- 効能:温中散寒、回陽通脈、温肺化飲
うん、漢字ばっかりでわかりにくいですね。温める力に違いがあるのをおわかりいただけますでしょうか。生姜は「微温」ですが、干姜は「熱」です。体を温めるために食べるには、加熱して水分を飛ばした生姜のほうが適しているということがここでも言えます。