盛岡で出逢ったレアな日本酒「タクシードライバー」に悪魔も酔いしれる!

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『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。ようやく日本一周の旅を終え、以前ママチャリでも通過していた岩手県盛岡市に、夜行バスで再び降臨。ローカルなパン屋さんでコッペパンに自由な具を挟んでいたり、名物じゃじゃ麺とローカルバーで酒を堪能していたと思ったら、実はその前にも「タクシードライバー」というレアな酒を堪能していたのに、そのルポを紹介し忘れていたようで。。。

ママチャリ日本一周を終えた悪魔が盛岡市内で、レアな酒「タクシードライバー」に酔う

ガッハッハッハ!!大魔王ポルポルだ。

台風と共に、岩県の盛岡市に来ておる。ママチャリで日本一周のお礼参りではないのだが、都会の風景にも飽きてきた。そこで、岩県の盛岡市まで小旅行に来たのだ。前回、盛岡名物じゃじゃ麺の紹介をしたが、その前にレアな日本酒を飲んだことを書くのを忘れていたので、今更ながら紹介することにしよう。

我輩の旅行の目的はただ一つ、そう。盛岡市を「魔りおか市」に変えることである。

もちろん、我輩はホームレス。家もなければ、金もない。だから、我輩一人の力ではどうすることもできないのだ。

盛岡市にやってきて、盛岡市の名物「福田パン」を征服して、女子高生みたいなパン「桃ジャムヨーグルト」を堪能したなかなか美味しかったのだが、口の中が甘ったるくて仕方ない。

そこで今回は、盛岡市の地酒を堪能しようとさまよっているのだ。我輩は日本一周の時にお世話になった人に連絡をして、我輩と一緒にいきつけの居酒屋に来たのである。

「ガッハッハッハ!! 素晴らしいぞ。楽しみだ。さっそく行こうではないか。ガッハッハッハ!!もちろん、貴様の奢りでな。」

と、約1年ぶりに同じ場所で再会したにも関わらず、相変わらずのクズっぷりを大いに見せつけてやった。

余談だが、我輩が日本征服(魔魔チャリで日本一周してたころ)に盛岡市に来た日にちと、今回、盛岡市にやってきた日にちがちょうど同じなのだ。1年前のこの日に、同じ人と同じ場所で再開している。とても不思議な縁を感じた。偶然か運命か、我輩と盛岡市は不思議な運命で結ばれているらしい。

だがしかし!そんなことはどうでもいい。

懐かしい思い出など語っていては、日本を征服することなどできはしない。さっそく我輩は、ウマい物をおごってもらうために、海の幸が美味しい「三陸居酒屋きりや」にやってきた。我輩が店にやってくると盛岡市が「暗黒に満ちた雨雲」が覆いかぶさっていて、どんよりとした世界に変わっていた。

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入り口の扉にをやりガラガラと店内へ入っていった。そして、店内を恐怖で脅かしてやった。

「ガッハッハッハ!!我輩は大魔王ポルポルだ。1年ぶりに盛岡市に来てやった。どうだ!我輩に酒を持ってこい。ガッハッハッハ!!」と、思った。それはそれで、恥ずかしいのだ。

しかし!我輩の気配に気づいた店員は、「まぁまぁ、面白い顔をしてますねぇ〜」と、一言加えた。どうやら店員は全く怯えていない。あまりお客さんに見られないような席へと我輩は案内されて、一度支配した盛岡市の海の幸を堪能することにした。

席に着くや否や、すかさず、な魔ビールを注文。タルごと注文したかったが、店に迷惑がかかるので、ジョッキで頼んだ。

「な魔ビールがあれば、我輩は満足だ。ガッハッハッハッハッハ!!」と、心の中で発言したが、「奢ってもらう」という邸だ。どんな人が相だろうと、奢ってもらわなくては生きて行けないのだ。

メニュー表を見ながら、よだれが出た。刺身、からあげ、豊富な種類のお酒。どれを食べてやろうかジュルジュルと、よだれは溢れるが、これも奢ってもらうつもりだ。

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そして、「ここにあるメニューをすべて持ってこい!我輩は金がないがな。ガッハッハッハッハッハ!!」と、発言したかった。

そんな妄想を繰り広げていると、お世話になっている人が震える声で言った。

「だ、だ、だ、大魔王様!!このお店の一番のメニューは、ウ、ウニです!」

「な、なにぃぃ!ウニだと!ガッハッハッハ!!」。我輩はウニという言葉に弱い。メニュー表に書いている「ウニ」の文字を探した。

「は、はい!東北近海のウニは飛びっきり美味しいのです。め、め、め、召し上がってください…!」。日本一周中に出会い、今日までずっとお世話になっている男は恐怖で震えながら言った。そして、我輩はウニを注文することにした。

「ガッハッハッハ!!おい!店員。この店のウニを全て持ってくるのだ。」

しかし、店員は注文に答えようとしない。そして無礼な一言を言った。

「本日はウニはありません。台風の影響でウニがしばらく取れないんです!」

台風とは、我輩が東京から東北へやって来た時に一緒に連れてきた台風のことだ。

「わ、わ、わ、わ、わ!!我輩の連れてきた台風のせいなのか!!」大魔王は驚いた。

「そうです。アナタのせいでウニが食べられないのです。」店員は冷たく言ったが、そんなことはどうでもいい。

我輩はウニが食べたい。しかし、我輩のせいでウニが食べられない。我輩だけじゃないぞ、周りのお客さんも我輩のせいでウニが食べられない。

大魔王なのに人前で泣きそうになったが、まぁ仕方がないとして、刺身の盛り合わせを頼むことにした。

ウニが食べられないのは残念。涙と共に、な魔ビールを飲み進めると、我輩の前に飛びっきりの刺身が現れた。なんとも言えない。

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カツオ、サバ、タイ、タコ。色鮮やかな海の宝石箱のように、皿に盛られた魚介類。その真珠のような輝きはまるで我輩を歓迎しているようだった。

その光り輝く海の幸を口の中にいれる。

新鮮で、盛岡の海を泳いでいる気分になった。口の中で、大きく泳ぎだす刺身は一瞬にして口の中でとろけていった。まるで至福の時間だ。な魔ビールがグビグビ進んでいく。

そうこうしているうちに、魔ビールにも飽きてきた。そして、店内の看板に「タクシドライバー」という文字を見つけた。

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なんでも、このタクシドライバーは、盛岡市でもなかなかに入らないレアな日本酒らしい。珍しい名前であり、「せっかく盛岡に来たのだ」という思いから、我輩はタクシドライバーを注文してやった。

(タクシドライバー…!)

(恐れていたことがついに来たか)

店員の目は変わった。どうやら我輩をこのレアな酒で満足させることができるか不安だったらしい。店員は我輩にお酒を入れ始めた。まるで聖水。神々しい酒が光りだした。そして、我輩はそれを一口飲んだ。

「な、な、な、な、な、なんだ! この喉の奥から力がみなぎる、この感覚は!!」と、思った。

タクシドライバーの味を例えるなら、「呑むとまるで闇を光に変えられそうな味だ」。我輩の心の奥からパワーが生まれるのだ。飲みやすくて、ほんのり甘い。酒が苦な人でもだいぶ飲めるだろう。

この知る人ぞ知る日本酒タクシードライバーについて説明しよう。この酒は、岩手県にある酒造メーカー喜久盛酒造が2005年から販売している地酒だ。

喜久盛酒造の創業は1894年。ということは明治27年じゃないか! そんな120年以上の老舗がこんなにも奇抜な名前で面白いラベルの日本酒を出したのには訳があったようだ。

元はゲームプランナーや格闘技の世界にも身を投じていたという同酒造5代目・藤村卓也さんは、30歳のときに先代が急逝。これを機に5代目蔵元に就任したが、もともと格闘技の他にサブカルチャーの分野にも造詣が深かったという。

2004年、喜久盛CM曲のリミックス盤をドイツのレーベルから発売するなど、さっそく老舗酒造メーカーらしからぬマニアックな活動を展開。そして同年、MAG2NEWSの運営元「まぐまぐ」からメルマガ「高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド!」も発行している、映画業界で活躍中のデザイナー高橋ヨシキ氏とお酒を飲んでいた藤村さんは、新しいお酒の銘柄を考えるという会話となり「タクシードライバー」という酒の名を考案したそうだ。

「ヨシキさんがラベルデザインしてくれるならマジでその酒を造りますよ!」とその場で約束した蔵元のもとに、本当に高橋ヨシキ氏からラベルデザインが届き、2005年に日本酒「タクシードライバー」が登場したというわけだ。

どうりで個性的な名前とラベルだと思ったのだ。我輩も純米酒「大魔王ポルポル」や「悪魔の囁き」なる日本酒のラベルデザインに使ってもらいたいものだ、ガッハッハッハ!! 藤村さん、高橋さん、マジでお願いいたします(本気)。

さて、我輩は過去に日本最西端の与那国市で60度くらいの酒を飲んだことがあるが、タクシドライバーはそれほどアルコール度数は高くないからグビグビとすぐに飲んでしまった。ホームレスなのにもう一杯飲みたくなった。

「おい!この店にある、タクシドライバーを全て持ってこい!ガッハッハッハ!!」と、金もないのに言いたいくなったが、それはさすがに迷惑が掛かると思い、「あのー、もう一杯だけ頂けませんか?」と、丁寧に催促した。

盛岡市でもなかなかに入らないレアモノに我輩の心は虜になった。 しかし欲が欲を呼ぶ。我輩は瓶ごと酒を飲むことにした。それほど気にいった酒なのだ。そして、その店のほとんどのタクシドライバーを飲み干してしまった。ガッハッハッハッハッハ!

※(本人注)実際には、我輩の2杯目のタクシドライバーを頼んだあとに瓶の中にほとんど酒が入っていませんでした。そのため瓶を持って写真を撮っても良いという許可を得ました。この瓶の中に入っているごく少量のお酒は我輩が飲んだので、大丈夫です。お酒は楽しくおいしく飲みましょう

そして、この店のタクシドライバーは、大魔王ポルポルによって飲み干されてしまった。いや、飲まれてしまったのは我輩の方かもしれない。

我輩も全てのタクシドライバーを飲み干したので、この店にもう用はない! そう言って、しっかりお会計をしてもらって店を出た。もちろん、我輩は金を持ってないので日本一周中にお世話になった人の奢りだ

大魔王ポルポルはそのまま、盛岡市の夜の街に消えていった。次はどこへ行こうか……。

(つづく)

 

三陸居酒屋きりや

TEL・予約 019-601-5290 

県盛岡市菜園1-5-25 リデルモリオカビル 1F 

盛岡駅より徒歩約16分

営業時間 17:00~24:00 

定休日 日曜日

 

 

※大魔王ポルポルさんへの激励のメッセージはコチラまで!

大魔王ポルポル@ホームレス魔王(Twitter)

大魔王ポルポル(755)

 

『大魔王ポルポルの日本征服の旅』
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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