なぜ子供に手伝いをさせないと、のちのちヤバいことになるのか

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「家の手伝いをしなさい!」「町内会のゴミ拾いに参加しなさい!」―。口を酸っぱくして言っても子供はなかなか聞き入れてくれないもの。それなら私がやった方が早いから…なんてことに毎回なっていませんか? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、たとえやらせるまでが面倒でも、そして成果がイマイチでも、「子供に参加させること」の重要性を説いています。

オトナへの道

さて、本日は子供に参加させるお話

都会と違って(?)イナカの秋は、地域のイベント目白押しです。夏の間に伸び放題になった雑草刈り、幹線道路沿いのゴミ拾い、秋祭りに稲刈り、運動会(あ、これは学校の行事か)…。

ま、こういうイベントがなくても、毎日の生活の中には外せない用事ってあるものです。もちろん家事もそれに含まれますよ♪ 毎日洗濯してゴハン作ってって、絶対外せないでしょ。

で、家事やイベントのとき、つい子供には作業を分担させないで大人だけでちゃちゃっとやってしまったりしていませんか。いや、こう言っちゃあナンですけど、子供が手伝いをイヤがる上にそれほど上手にできるわけでもないので、ハッキリ言って足手まとい(○_○)なんですよね。任せる方がメンドくさいんですよ。大人は能力も責任感も高いので、自分の分以外に他者子供や老人の分の生活も支えていますからね。

そうだとするならね。その能力と責任感を磨いてあげないと子供はオトナになれないんじゃないでしょうか。そもそも子供は、自分の活動…どころか命までもオトナがしっかり支えてくれていることが分かりません。なので、家事やイベントへの参加を命じると

  • ちゃんと学校に行っている
  • テストの勉強をしている
  • 部活で身体を使っている
  • 塾にも通っている

などと戯言…あ、いや、活動の正統性を主張しますよね。これがかわいらしくも生意気な戯言…あ、いや主張にすぎないことは、子供の生活に全面的に責任を負っているオトナにはすぐに分かることです。

もっと言えば、子供の子供たるゆえんとは、家族というグループに支えられていることが分からない、ということです。自分の活動が大人たちの地道な活動に完全に依存しているということに気がつかないのです。

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